3月18日名古屋地裁、本蔵・菊池両名に無罪判決
22年3月18日 NEWS

無罪判決は、NHKほかテレビ放送局、朝日新聞、毎日新聞ほか数多くの新聞社によって一斉に報道されました。5年間の無罪主張がやっと実りました。
判決では、「本蔵らが開示した情報は、愛知製鋼の保有する装置の工程とは重要な部分で大きく異なり、愛知製鋼の営業秘密を開示したとは言えない。」「開示情報は、独自に工夫した部分がそぎ落とされており、情報は一般化されており、容易に思いつくもので、営業秘密とは言えない」さらに、「(愛知製鋼は)一般化された情報について保護を受けようとするのは、いささか都合が良すぎる」「起訴には無理がある」と、異例の付言もありました。
さらに、検察が秘密開示の証拠の中心とした菊池氏の自白調書について、「開示した内容が営業秘密である」との証言の信用性は高くないと判断しました。
判決後の記者会見において、本蔵は、「捜査当初は何が違法と指摘しているのかわからなかったが、途中で愛知製鋼の作り話だと分かった。そしてホワイトボードの写真が秘密漏洩の証拠とされて逮捕されたが、そこにはマグネ社の新設備の新技術情報しか映っておらず、写真こそが決定的な無罪の証拠であると、無罪判決を確信していた。しかし本当に無罪判決をいただいて、正直ほっとした。」「Magnetics技術の進歩で、日本を今一度脚光を浴びる国にしたい。無罪判決をその出発点にしたい」と話しました。
菊池は、「業務をまじめに行っていただけなのに、秘密を盗み出したと犯罪者扱いされて憤慨している。調書は検察が脅迫で自分のストーリーを押し付けたものだ。無罪となってひと安心した」と話しました。
井上弁護士は、本無罪判決の意義について、「日本の国益にかかわる裁判で、非常に価値ある判決だった」と評価しました。
無罪判決の報道を受けて、本蔵・菊池両名の友人から、当社には多くの取引業者方から、また海外(10名以上)の方々から、祝辞メールや電話が寄せられています。さらに裁判当日50名近い支援者の方々が傍聴に駆けつけてくださりました。マグネ社は、倒産寸前に陥りましたが、関係各位の支援で無罪判決まで頑張ることができました。この場を借りて、5年間にも及ぶ支援・激励にお礼を申し上げます。
なお、愛知製鋼は、「不正開示された情報は弊社の根幹技術で在り、違法行為と判断されなかったのは誠に残念である。」と判決を認めないとコメントしています。先に愛知製鋼は当社の特許の無効審判を申し立てたが、敗訴しています。その審決の中で、「技術常識に反することを堂々と主張しており、誠に遺憾である」と叱責されたが、間違った審判だとして審決の取消訴訟を提起しました。
裁判所がどんな判決をしようとも、理由を示さずに自分たちは正しいと主張し続ける態度こそ問題である。この5年間の一連の裁判の敗訴を反省し、当社との共同事業へと舵を切ることを愛知製鋼の藤岡社長に改めて提案したいと思います。

