• 24年1月23日 Magnetics独創研究開発Projectの第1回討論会を開催

Magnetics独創研究開発Projectの第1回討論会を1月19日14時~17時に開催しました。
これまで、Magnetics未来産業創出を目指して、マグネデザイン社と10大学とで個々に共同研究契約を締結し、基礎から製造技術・応用商品までの幅広い研究を推進してきました。未来産業創出には、共同研究者がコア技術の研究の全体像を共有して協力し合うことが重要と考え、Magnetics独創研究開発Project を結成し、第1回討論会を開催する運びとなりました。
討論会のプログラムは、
1)本蔵義信社長からの基調報告//Magnetics未来産業創出を目指した研究開発
2)石井正純様の特別講演// Magnetics未来産業創出とシリコンバレーとの連携について
コア技術の基礎研究として3件
3)磁区観察//マイクロワイヤの磁区観察 (九州工業大学の竹澤昌晃教授)
4)Magnetics 解析//Maxwell とLLG方程式の連成解析 (工学院大学の赤城文子教授)
5)微細加工//3次元微細加工とマイクロコイル (豊田工業大学の佐々木実教授)
未来商品の開発研究として7件
6)磁気センサ//GSRセンサ回路(名古屋大学の内山剛准教授)
7)モータ//50%軽量ロボット用モータ (豊田工業大学の藤﨑敬介教授)
8)マイクロMagnetics//マイクロ発電機ほか(名古屋大学の秦誠一教授)
9)デンタル磁石 //磁石式ブリッジの開発(徳島大学の市川哲雄教授)
10)同(東京医科歯科大学の金澤学教授)
11)同(東京歯科大学の上田貴之教授)
12)デンタル磁石//MagTeethのインドネシア市場開拓(Dr. Rudi Wigiantoとマハサラスワティ大学)

討論会には、参加メンバー10名、石井正純社長(米国AZCA社)、社本朗課長(愛知県産業科学技術課)、前田信敏社長(NV Ventures社)、井上健人弁護士、齋藤宏一前美浜町長ほか来賓8名、参加者は合計50名でした。
講演後、活発な質疑応答がなされ、研究の相互支援の話や、Magnetics未来産業創出やマグネ半島構想の実現を目指すこと、さらに開発資金調達、大学や官公庁との連携などについて意見交換をしました。最後にMagneticsの時代に向けて、Projectメンバーが力を合わせて研究開発を加速することを誓い合いました。

添付資料:本蔵社長の基調報告資料


  • 24年1月23日 特許50件取得記念講演会を開催

2024年1月19日、特許50件取得を記念して、「特許50件取得記念講演会」を開催しました。当社および関連企業の社員、大学の先生および学生ほか、Zoom参加を含めて約50名の方々にご出席いただきました。
講演では、本蔵社長から①特許を獲得するためのノウハウ、②特許を効率よく創出するテクニック、③特許を確実に創出するための開発システム(個人プレーから会社システムの力)、④会社の特許戦略の重要性などの項目についての説明がありました。
講演後、活発な質疑応答がなされ、発明者自身が発明分野の技術レベルを周知していることと、発明の特許性(つまり新規性と進歩性)を組み立てて、明細書案を作成し、特許弁理士に説明できるようになることこそ特許獲得の近道であることが、参加者一同の理解となりました。

添付資料:特許50件取得記念講演会資料


  • 23年12月22日 名古屋大学秦研究室9名が来社し共同研究で基本合意

    名古屋大学・秦研究室(マイクロ工学)から秦誠一教授以下9名が12月21日に来社し、共同研究で基本合意しました。これにより当社と名古屋大学との共同研究が加速できるものと期待しています。
    名古屋大学からは、秦誠一教授以下、櫻井淳平准教授、岡智絵美助教と5名の博士課程の学生、および東京理科大学の山崎貴大助教の計9名が来社しました。
    当社の研究室見学の後、共同研究の進め方について討論を行いました。討論には、当社の研究者8名(うち4名は博士)、共同研究先の研究者5名、および当社の顧問の4名の合計26名が参加しました。
    当社のMagnetics技術と秦研究室のマイクロ工学とを融合した技術開発で、1)マイクロ発電機、2)マイクロ振動子、3)磁気ナノビーズ検出装置、4)ナノ磁性ワイヤなどの開発に挑戦することで基本合意しました。
    若い博士を中心にMagnetics未来産業の創出を目指すことでも意見の一致をみました。

  • 23年12月15日 新たに3件取得し累計特許取得件数が49件に

当社は特許3件を取得し、合計特許件数が49件となりました。
12月8日、磁気顕微鏡の改良特許(特許第7394425号)と、ステンレス磁石を活用したSPMモータ特許(特許第7394427号)、IPMモータ特許(特許第7394428号)の特許公報が発行されました。(添付資料参照)
磁気顕微鏡の改良特許は、先に取得した磁気顕微鏡の特許(特許第7329783号)の改良版です。シャーレに磁気顕微鏡センサを内蔵させるタイプから、磁気顕微鏡をシャーレから独立させて使いやすい構造に改良しました。
モータ特許2件は、ステンレス磁石(特許第6868174号)をモータ回転子のコア材に用いてモータトルクの改善を図った特許です。

添付資料:特許第7394425号-磁気顕微鏡特許第7394427号-SUS磁石IPMモータ特許第7394428号-SUS-磁石SPMモータ

 


  • 23年11月28日 スマートMagnetics農業を目指して第2弾 りんご狩り体験

    11月18日(土)、当社は今年りんごの木オーナーとなり、長野県上伊那郡箕輪町のりんご収穫祭に参加しました。箕輪町は、南アルプスと中央アルプスに挟まれた風光明媚な地域で、初めてりんご狩り体験をしました。7月29日青く小さかった実が、約3か月半を経て見事に成長しておりました。当日は気温が氷点下近く、雪が舞う中での作業となり、収穫ぎりぎりのタイミングでした。
    先の梨狩り体験、今回のりんご狩り体験など、今後も様々な活動を通じて、スマートMagnetics農業について考えて参ります。当社としては非接触で糖度を測定する磁気センサ測定計や糖度を増す磁気振動農法などを開発していきたいと思っております。

  • 23年11月27日 千葉工大の大学院生3名をインターン受け入れして実習

    千葉工業大学の大学院生3名のインターン受け入れ実習を行いました。内容は、磁性アタッチメント試作、ステンレス磁石の製作、GSRセンサ素子3次元微細加工でいずれも世界最先端の技術です。
    当社が保有するMagneticsの研究開発に特化した先端研究設備を使って実習しました。実習生から「企業にとっての高効率化の重要性を身にしみて感じました」「普段使えない装置をたくさん使わせていただきありがとうございました」などの感想をもらいました。
    当社はMagnetics技術に関連した研究機関と提携して研究開発を進め、未来産業の創出につなげて参る所存で、それに向けて、学術プロジェクトの構築とMagnetics若手技術者の意見交換会の開催を考えています。
    若手リーダー育成の観点から大学からのインターンシップの申し入れを積極的に受け入れて参ります。

  • 23年11月14日 あいち美浜町観光協会の方々が当社を見学

    あいち美浜町観光協会の会員の方18名が13日、当社に見学に来ました。クリーンルームなど研究所施設を見学した後、当社から、会社の概要と製品、およびMagnetics未来産業の創出戦略とMagnetics関連企業の集積を目指したマグネ半島構想を説明しました。
    国際会議開催などを通じて海外から来訪者の増加が見込まれるので、当地域の国際観光都市としての発展を期待したいと協会の方々に要望をしました。
    参加者の方々から、「一緒に頑張ろう」、「期待したい」との激励の声をいただきました。

  • 23年10月25日 インドネシア・バリ島で第2回DMP会議を開催
    デンタル磁石の技術普及図る。インドネシアでの販売目標「3000個」

第2回DMP(Dental-Magnetics-Research―Project)会議を10月17日、バリ島のPullman Bali Legian Beachホテルで開催しました。今回は徳島大学の市川哲雄教授、東京医科歯科大学の金澤学教授、Dr.Rudi、本蔵社長ら会議のメンバーとオブザーバーの計17名が参加しました。
主な議題は、①デンタル磁石,②Digital-Denture、③インプラント治療ロボットのナビシステム、④20万回転小型モータの開発、⑤磁気顕微鏡、⑥その他:磁気治療、⑦特別報告:インドネシアでのデンタル磁石の普及活動、⑧マグネデザインとマハサラスワティ大学の共同研究です。
参加者は相互に紹介を行った後、各議題についてupdate情報を共有しました。特に①のデンタル磁石については、現場のニーズに対応して、ミニサイズの磁石MT400、直径3㎜、薄型磁石、MRI対策キーパ、および磁石の脱落防止対策について討論を行いました。
⑦ではDr.Rudiから“提携先のPAM社はインドネシアで精力的にマグネデザイン社の「MagTeeth」の販売活動を展開中で、既にインドネシアの93歯科院において採用され412個販売した。今後まず3,000個の販売を目標に取り組んでいく”との報告がありました。
さらに、10月12日から開催のインドネシアの補綴学会の年次大会(参加者360名)で、東京医科歯科大学の金澤教授に招待講演を行って頂きました。この学会を契機にデンタル磁石の販売がインドネシア全島に拡がっていくことが期待されます。


  • 23年10月24日 インドネシア・マハサラスワティ大学と当社が共同研究契約を締結
    バリ島で第2回デンタル磁石国際シンポジウムを開催

    10月16日、インドネシア・バリ島のマハサラスワティ大学と当社は共同研究を進めるための契約を締結しました。調印式には、在デンパサール日本国総領事館の足立真由子首席領事も立ち会ってくださり、日本とインドネシアの国際交流の一つとして支援していただけることになりました。
    この日は続いて、第2回デンタル磁石国際シンポジウム(主催:インドネシアのマハサラスワティ大学・バリ島補綴学会、後援:マグネデザイン・徳島大学)が開催されました。
    シンポジウムでは本蔵社長が講演し、ステンレス磁石の活用によりデンタル磁石の性能が2倍以上向上し、かつ製造コストが1/5以下と低減できるようになったことを紹介しました。
    日本からはまた、徳島大学の市川哲雄教授他5名と、東京医科歯科大学の金澤学教授が参加。Magnet-Assisted-Digital-Dentureの研究について講演し、製品と症例の紹介を行いました。
    シンポジウムにはオンラインを含め約200名が参加しました。

  • 23年10月11日 あいちモノづくりエキスポに出展し本蔵社長が講演当社は10月5日、6日開催の「あいちモノづくりエキスポ2023」に株式会社マグネアと共同で製品を展示し、また、本蔵社長が「次代を担うMagnetics技術開発」と題して講演を行いました。
    nTメータ(試作品)やmGメータ、GSR素子、デンタル磁石を展示したブースには、横田貴次愛知県議会議員や愛知県産業科学技術課の社本朗課長、名古屋市次世代産業振興課の加藤護係長、美浜町の八谷充則町長、南知多町の石黒和彦町長、美浜町商工会の横田和弘会長らが来場されました。
    ブース内での打ち合わせや意見交換会では抹茶を振る舞い、好評でした。新聞記者や業者の方にもご来場いただき、当社のPRの場になりました。
    講演会場は聴衆者で一杯となり、本蔵社長はMagneticsの技術初歩からその重要性を説明し、Magneticsへの関心を高める場となりました。
    当社は、愛知製鋼から裁判攻撃を受けましたが、「裁判6連勝」を経て、今は名誉を回復しつつあります。今回の社長講演は、名誉回復への第一歩となるイベントになりました。

添付資料:本蔵社長の講演会資料


  • 23年9月22日 愛知県産業科学技術課の社本課長ら4名が来社打ち合わせ当社は今年度、愛知県の新あいち創造研究開発補助事業として、“超薄型デンタル磁石と可撤性デジタルブリッジ義歯の研究開発”を行っており、9月15日、県の中間監査を受けました。
    最初に、産業科学技術課の社本朗課長から、同課が中心となって準備している10月5、6日開催の「あいちモノづくりエキスポ2023」への当社のブース出展と本蔵社長の講演について謝意が伝えられました。
    続いて、当社から、補助事業の計画日程に対して事業は順調に進捗している様を図表にまとめて、ホワイトボードに一目でわかるようにして報告しました。県の担当者からは「これほど分かりやすい説明を受けたのは初めてだ」との評価をいただきました。
    事業の変更点について、①申請時の“四つ目”磁石構造は試作が困難であったので“リング磁石”構造に変更し特許申請したこと、②共同研究先の大学に東京医科歯科大と東京歯科大を追加したこと、③予算項目は基本計画の枠内での変更であることを説明して了承を得ました。
    さらに、当社はこの場を借りて、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に対して、①Magnetics未来産業創出戦略、②GSRセンサの量産技術開発、③ロボット用モータの50%軽量化開発の三つを補助の対象にするよう申請したこと、およびMagnetics産業を知多半島南部地域に集積させる「マグネ半島構想」の実現を目指していることを説明し、県が推進しているProjectとの連携について意見交換しました。
    会議の後、美浜町との連携が重要とのことで、社本課長と一緒に八谷充則美浜町長を訪問し、県と町とマグネデザイン社の3者で意見交換を行いました。

  • 23年9月22日 国から災害対策補助金126万円の交付受ける当社は美浜町と災害時協力協定を締結し、旧河和南部小学校の跡地を避難場所として整備を行うことになりました。
    美浜町は南部体育館を大人数向けの避難拠点として整備しておりますが、南部体育館に隣接する当社は事務棟の3部屋を大勢での共同避難が苦手な方々向けに提供します。
    当社は避難場所の提供に向けて災害時に必要な緊急電源や炊き出し施設などの整備行うことにしました。工事は地元業者に発注し、12月に完了させ、来年1月に住民説明会を開催する予定です。
    なお、工事の総予算は283万円ですが、国から126万円の補助金交付の決定通知を9月6日に受けました。

添付資料:補助金の交付決定通知書地元有志説明会資料


  • 23年9月7日 本蔵社長が『中日新聞』の「この人」で紹介される本蔵社長が8月30日付『中日新聞』朝刊総合3面の「この人」で取り上げられました。
    「この人」は時代のトピックとなる人物を取り上げて紹介する中日新聞の名物コラムです。
    「廃校拠点に磁気研究に取り組む」との見出しで、本蔵社長の人となりのほか、今春、本社を名古屋市から知多郡美浜町に移転したこと、知多半島に磁気関連会社を集積し、シリコンバレーに勝る「マグネ半島」をつくりたいとの構想が紹介されました(添付資料)。
    なお中日新聞は発行部数は187万部で、読売新聞、朝日新聞に次いで全国3位の規模を誇ります。

添付資料


  • 23年9月5日 NEDOの国家Project候補として「Magnetics未来産業創出戦略」を提案当社の事業戦略構想である「Magnetics開発戦略とマグネ半島構想」(添付資料1)をもとに、8月29日にNEDOに「Magnetics未来産業創出戦略」を提案しました。
    日本政府は国家戦略として量子未来産業創出戦略(添付資料2)を決定し推進していますが、今回の提案は、それを磁気産業に展開したものです。
    20世紀に誕生した量子論は、原子・電子の潜在力を引き出す画期的な技術です。17世紀に誕生した古典力学とそれを基礎にした産業革命により創出された商品群は、量子革命によって一新されつつあります。
    20世紀は量子論を基礎にしたElectronics革命が花開き、便利なサービスが次々に誕生して豊かな世界が実現しました。しかし、その結果としてエネルギーの消費量が劇的に増え、深刻な環境問題が生じています。
    Magnetics技術は、Electronics技術と融合して使用され、エネルギー効率を飛躍的に高め、エネルギー問題を解決する重要な技術です。21世紀の初頭、両者の融合技術によりモータ効率が30%から90%へとジャンプアップをしました。今後同様の革新があらゆる産業分野で期待されます。
    具体的には、EVモータは75%小型化し、発電機の効率は30%から90%にアップし、電源変換機トランスは1/100に小型化し、量子コンピュータは計算速度が現行の1万倍になり、mRAM(磁気メモリ)の発明でPCメモリの発熱量は1/1000となります。
    また、超電導リニアモータが普及し、エアコンや冷蔵庫の冷凍効率も10倍になることなどが期待されています。
    20世紀はElectronicsの時代、21世紀はMagneticsの時代です。

参照:添付資料1添付資料2


  • 23年8月25日 ASICタイプのGSR素子の製造方法と磁気顕微鏡の特許公報発行8月21日に、on-ASIC タイプのGSR素子の製造方法3件目の特許(特許第7329782号)と磁気顕微鏡の特許(特許第7329783号)の公報が発行されました。(添付資料参照)
    on-ASICタイプのGSR素子の製造方法のほうは、素子特有のコイル断線対策で、ネガレジスト面にRIE加工で作った矩形形状の溝を角に丸みがある台形状の溝に変形させて、コイル断線を防ぐテクニックです。RIE加工後に部分露光し最終キュア熱処理をするアイデアです。山の高さが揃うことで断線しにくくなります。
    磁気顕微鏡は、観察する細胞を載せたシャーレの下に磁気センサ素子グリッドを配置して細胞が発する磁界を計測できるようになっています。細胞の形や動きと同時に各細胞の活性度も観察できます。まだ世の中にない画期的な顕微鏡です。

添付資料:特許第7329782号特許第7329783号


  • 23年8月22日 Aichi Sky Expoでブース展示と本蔵社長講演当社は、愛知県が10月5日(木)と6日(金)にAichi Sky Expo(愛知県国際展示場・中部国際空港横)で開催する「あいちモノづくりエキスポ2023」に出展します。
    展示ブースでは、県の補助金を得て開発した超高感度マイクロ磁気センサ“GSRセンサ” や薄型デンタル磁石を披露する予定です。
    メインステージでは10月6日14時から、本蔵社長が「次代を担うMagnetics技術開発」と題して講演し、マグネティクス産業の潜在力の大きさと将来性の高さについて語ります。
    当イベントは、2012年度に創設された「新あいち創造研究開発補助金」の成果物の市場開拓促進のため今年度初めて開かれます。入場は無料(登録制)です。

【日程】
10月5日、6日とも10:00~17:00
本蔵社長の講演は6日14:00~14:40
【場所】
愛知県常滑市セントレア5−10−1
Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)展示ホールC
【公式Webサイト】

https://aimexpo.jp/
【入場】
無料(登録制:Webサイトから登録)

案内状はこちら →案内状


  • 23年8月4日 スマートMagnetics農業を目指して 梨狩り体験

当社は、Magnetics技術の応用分野としてスマート農業に注目しています。地元の梨農園のオーナーである齋藤氏(前美浜町町長)から「まずは自分でやってみることが大事だ」とのお話を受け、本蔵社長ほか6人の社員が梨狩りを体験させていただきました。齋藤氏から熟した梨を見分ける方法を教わり、参加者全員、奥が深いと感服しました。当社としては磁気センサを使って非接触で糖度を測定したり、糖度を増す磁気振動農法の開発はできないかなど、討論しました。
摘んだ沢山の梨は従業員に配布し、農工連携事業の恩恵を感じました。


  • 23年8月1日 ステンレス磁石およびその製造法に関する基本特許を取得(登録)

6月28日に、ステンレス磁石およびその製造法に関する基本特許を取得(登録)し、7月24日に特許公報(特許第7312995号)が発行されました。(添付資料参照)
発明の内容は、オーステナイト系ステンレス鋼を冷間加工し、加工マルテンサイト組織とオーステナイト組織の2相組織を形成し、かつ加工方向に形成した繊維組織の方向に張力熱処理を施したのち、繊維組織の方向に着磁して永久磁石を製造する方法です。
この方法で製造したステンレス磁石は、異方性磁界50~2000Oe、保磁力50~3000Oe、残留磁気Br5000~8000、最大エネルギ積0.2~4MGOewの磁石性能を有します。
オーステナイト系ステンレス鋼は医療分野で最も汎用的な素材です。その機械性能、耐腐食性などの部品特性を損なわずに磁石機能を加えることができる本発明は、医療分野への幅広い応用が期待されます。
なお、当社の国内特許取得件数は45件になりました。

添付資料:特許第7312995号


  • 23年7月28日 愛知製鋼会長らの虚偽告訴事件
    検察官による再度の不起訴処分についての当社の見解

当社は、16年8月からの愛知製鋼による一連の虚偽告訴によって、22年4月刑事無罪判決が確定し、さらに23年3月GSRセンサ特許裁判に勝利するまで、約7年に亘って営業妨害を受けました。刑事裁判では、“起訴に無理があった”と厳しい判決があり、特許無効審判の審決は、当社のGSRセンサ特許を基本特許として認定し、愛知製鋼からの60項目に及ぶ無効理由をすべて理由がないとして退けた上で、同社の主張を“技術常識に反した曲解に基づくもの”として批判しています。

当社は、愛知製鋼の一連の裁判申立は、十分な調査も行わず、虚偽の申し立てを行い、当社の事業を妨害し、あわよくば、当社を倒産に追い込み、損害賠償裁判を活用して、当社の革新的技術の乗っ取りを企んだ事件であり、許すことができない行為だと考えています。実際、本蔵社長は7000時間も一連の裁判事件で拘束され、当社は倒産寸前でした。

当社本蔵らは、虚偽告訴罪で藤岡会長他2名を虚偽告訴罪で告訴しましたが、検察はこれを不起訴としました。検察審査会は、事件自体が虚偽であった事実を踏まえて、それが“当然なされるべき技術的な比較検討を行ってなされたものとはいえない”、“未必の故意”を認めています。これは市民の常識的感覚に合致したものです。検察の不起訴の決定は、検察と愛知製鋼との馴れ合いの下になされた不当な判断と考えています。

今後、民事裁判において、愛知製鋼による当社に対する2013年からの営業妨害行為と今回の一連の裁判攻撃の狙い(つまり当社の乗っ取り)を明らかにし、120億円の損害賠償裁判に取り組む所存です。

以下は、当社弁護団による、検察官による再度の不起訴処分についてのコメントです。

 

検察官による再度の不起訴処分についてのコメント
2023年7月28日
告訴人本蔵義信、同菊池永喜代理人

 

弁護士 井上健人、同久志本修一、同佐久間信司

 

検察審査会から「不起訴不当」の議決がなされた愛知製鋼会長らに係る虚偽告訴罪の処分について、当月26日付で、名古屋地方検察庁検察官は再び会長らを不起訴とする処分をしました。
この度の再度の不起訴処分は、愛知製鋼による告訴が当然なされるべき技術的な比較検討を経てなされたものといはいえない、したがって、未必の故意が認められうるとした名古屋第一検察審査会の常識的な判断・市民の良識に真っ向から反するものであり、到底承服できるものではありません。確定した刑事無罪判決が、本蔵氏らの行為を捉えて愛知製鋼の営業秘密を開示したと構成するのは「無理がある」とまで言い切っていることからしても、検察審査会の議決が示したとおり、愛知製鋼会長らによる告訴は、必要な調査検討を全く行わずに本蔵氏らが愛知製鋼の営業秘密を不正に開示していないことを知りつつ偏に本蔵氏らに刑事処分を受けさせる目的のみでなされたことは明らかです。
今回の不起訴処分には、自らの誤った起訴の責任を追及されることを回避しようとする検察官の思惑が透けて見えます。愛知製鋼が、調査を十分に行わずに告訴したことを咎められるのであれば、同様に、何らの必要な捜査も尽くさずに愛知製鋼に言われるがままに本蔵氏らを訴追した検察官も、捜査不十分の誹りを免れないからです。今回の不起訴処分は、自らの過ちを認めようとしない検察組織の根深い問題を露呈したものというほかありません。検察審査会の議決から今回の再度の不起訴処分が1か月という短期間でなされておりほとんどめぼしい捜査をなしていないことからしても、本蔵氏らの告訴に対する検察官の対応について「市民感覚として納得し難いものがある。」とした検察審査会の議決を真摯に受け止めてなされた処分とは、到底言えません。
私どもとしては、今後、民事訴訟において、愛知製鋼による告訴が虚偽告訴に当たることを証明していく所存です。全ての事実が明らかとなれば、愛知製鋼による告訴が虚偽告訴であったことが必ず証明されるものと、確信しています。

以上

 

 


  • 23年7月25日 MagTeeth販売キャンペーン インドネシア開催のICD国際会議で本蔵社長が特別講演

本年7月11日~13日、インドネシアのジャカルタにて、第9回ICD国際会議(Section-XV)が開催され、ASEAN諸国を中心に著名な歯科医約200名が参加しました。*International-College-of-Dentists
当社は、ゴールドスポンサーとして参加し、12日に本蔵社長が“デンタル磁石の技術進歩”について特別講演をしました。講演後本蔵社長への挨拶者及びブース来場者が増加し、さらに当社の岡田が抹茶を振舞い、当社のブースはサロンの様な場になり、当日磁性アタッチメントを45個販売しました。またゴールドスポンサー主催のDinnerパーティやMagTeethセミナ講師を集めての勉強会も行い、年内3000個販売を目指した市場開拓を開始する場となりました。
国際会議後、MDCのインドネシアにおけるビジネス拠点であるバリ島に移動し、今後のセミナー全国展開計画やバリ島事務所建設準備などを取り決め、視察を終えました。


  • 23年7月19日 古川衆議院議員が来社、『マグネ半島構想研究会』立ち上げへ

古川元久衆議院議員が9日来社し、当社役員、顧問を交えて意見交換会を行いました。また米シリコンバレーから石井正純・AZCA, Inc. 代表、社本朗・愛知県産業科学技術課長、八谷充則・美浜町長、石黒和彦・南知多町長、内山剛・名古屋大学准教授、田中敏之・T.T Adviser代表、磯貝徹・NPO理事、齋藤宏一・前美浜町長らが参加しました。

本蔵社長から当社のマグネティクス戦略と知多半島にマグネティクス関連企業を集積させる「マグネ半島構想」を説明し意見を交わしました。最後に、古川議員からは「(マグネティクス関連企業の)集積地を作るなら国の政策投資銀行や大学、地元自治体、国も入る協議会があったほうがよい」との提案があり、早速、本蔵社長が呼びかけ人となって、『マグネ半島構想研究会』を立ち上げることになり、そこで古川議員は同研究会の顧問に就任していただくことになりました。


  • 23年6月28日 28日、美浜町と「災害時における協力に関する協定」を締結

マグネデザイン株式会社は、美浜町と地震などの災害対策として防災協定を締結しました。当社は美浜町の避難所である南部体育館に隣接しており、南部体育館の広いフロアでの大勢での避難生活にご不安を感じられる方々に、当社の事務棟1階の小部屋3部屋を提供するというものです。
本協定を踏まえて、当社は、避難場所が停電や断水が起きても有効に使えるよう、LPガス発電機(エアコン駆動が可能)と雨水利用タンクを設置し、災害に備える予定です。


  • 23年6月14日 石黒和彦南知多町長を訪問、意見交換

石黒町長からの南知多町の学校跡地の利活用について、協力要請を受けて、その相談のため、当社の本蔵社長と齋藤元美浜町長とが、9日、愛知県知多郡南知多町の石黒和彦町長を訪問しました。そこで、当社が目指すマグネ半島構想、つまりMagnetics関連企業の知多半島への集積を図り、Magnetics産業の一大拠点とするという構想を説明した上で、2年後に南知多町から学校跡地を提供していただき、そこを当社のDental-Magnetics事業の開発拠点として展開したい旨を申し入れました。
石黒町長からは、南知多町として跡地利用の一つの計画として検討していきたいとの前向きな回答をいただきました。

 


  • 23年6月13日 地元の皆様向けの施設見学・意見交換会を開催

当社は8日、地元の皆様向けの施設見学・意見交換会を開きました。美浜商工会南部支部、矢梨宝寿会、地元3区の区長・副区長、あいち知多農業協同組合および近隣住民の方々総勢26名と、当社から8名が参加しました。
まず本蔵社長から、マグネデザインが当地で進めようとしているマグネ半島構想の説明をしました。その上で、当社が美浜町に進出後、7名の社員の当地移転、5名の現地の方の採用、地元業者に1億円を上回る仕事を発注、および固定資産税を190万円納入したことをお伝えし、今後も地元企業として地域に貢献していくことを説明しました。
参加者からは、“何をやっている会社か不安だったが、先進企業であることが理解できた”とか“博士ばかりで、地元住民は役に立つのか”などのご意見を頂き、“スマート農業やソーラパネル産業など地元と一緒に取り組む企業である”と説明し、ご理解をいただきました。
地域の皆様に当社の事業内容や施設、地域貢献活動、当社が企画する「マグネ半島構想」について理解を深めていただく第一歩となりました。

 


  • 23年6月7日 愛知県の23年度新あいち創造研究開発補助事業に採択

開発テーマは “超薄型デンタル磁石と可撤性デジタルブリッジ義歯の研究開発” で、補助金額は3,000万円です。

デジタルデンチャーの開発には、超薄型タイプのデンタル磁石が欠かせませんが、デンタル磁石の磁力は磁石の厚みに比例するため、現行品の厚み2.3mmを0.7mmへと薄くすると、磁力が4分の1に低下することになります。

この問題を当社の特許技術(磁石アレイ式構造とステンレス磁石)を基礎に解決すると同時に、本磁石を使って可撤式デジタルブリッジの試作を行い、評価することを本補助事業において取り組みます。

当社は、本年4月からインドネシアにおいて、入れ歯用のデンタル磁石『Magteeth700』および『同900』の生産・販売を開始しました。

今回、愛知県の補助事業に採択されたことを契機に、超薄型タイプを開発し、デジタルデンチャー市場の開拓に取り組んで参ります。

 

なお当社は、愛知製鋼の裁判攻撃で社会的信用が傷つき、2017年以降公的機関の補助金事業に採択されることがありませんでした。

しかし、本年3月27日までの「対愛知製鋼裁判6連勝」により世の中の誤解が解消し、今般採択されるに至りました。

リンク先:愛知県庁ホームぺージ_2023年度採択案件リスト


  • 23年5月30日 デンタル磁石『Magteeth』インドネシアで販売開始

インドネシア補綴学会は5月27日、インドネシア第2の都市スラバヤでセミナーを開催し、約120名が参加しました。セミナーでは、インドネシア・インプラント学会長で当社の協力会社PAM社のCEOであるRudi Wigianto 氏が、当社のデンタル磁石『Magteeth』を使った磁石式義歯の治療法を紹介しました。PAM社は会場においてセミナー参加者に『Magteeth』の販売も行いました。

 


  • 23年5月29日 Manuel Vazquez教授が当社の美浜研究所にご来社されました

Manuel Vazquez教授は、IEEE(世界最大の学会、コンピュータ産業の母体)のDistinguished -Lecturer(抜群の特別講師)として、本年世界中の著名な大学(スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校など)で講演をされています。本年5月に来日され、東北大学、信州大学、名古屋大学(24日)および京都大学(26日)で講演されました。Vazquez教授の名大での講演タイトルは、“Cylindrical Micro- and Nanowires: From Curvature Effects on Magnetization to Sensing Applications”です。その講演概要はhttps://ieeemagnetics.org/presentation/cylindrical-micro-and-nanowires-curvature-effects-magnetization-sensing-applications に掲載されています。
Vazquez教授と本蔵社長は、今後のMagnetics共同研究課題について率直な意見交換を行いました。1)GSRセンサに関するVazquez教授のコメントは、磁壁移動を押さえてスピン回転のみに着目した点が興味深い。今後の課題は、磁区構造を持たないVortex構造のワイヤの開発が課題という点で意見が一致しました。2)応用については、ナノワイヤとしては、①電圧書き込み型mRAMへの応用、②磁気Rachetによる複数メモリ素子開発、マイクロワイヤとしては、③微細GSR素子による磁気顕微鏡の高画素化、④体内温度計測用の超高感度マイクロ温度計開発、⑤超小型発電機の開発構想などについて意見交換を行いました。
今後の協力関係を確認し、今年11月、本蔵社長がマドリード材料科学研究所を訪問して行うことにしました。

 


  • 23年5月11日 愛知県の産業科学技術課の方が当社にご来社されました

5月9日、愛知県の産業科学技術課の社本課長、都筑担当課長、依田課長補佐の3名の方が当社にご来社いただきました。当社の見学とマグネ半島構想についての意見交換をしました。会議には、日本福祉大、南知多町、大学教授、中部空港関係者、ベンチャーキャピタルの社長、弁護士、斎藤元美浜町長各位の参加をいただきました。当社関係者を合わせて、参加者は20名でした。なお、八谷現美浜町長ら3名は5月10日に来社していただきました。

会議では、当社の開発状況を紹介させていただき、それを使って世界をリードするMagnetics製品群とその事業を担うベンチャー企業を創出していく計画である旨を説明しました。その上で、それらの企業を知多半島に集積させて、Magnetics産業の一大拠点(=マグネ半島)を作り上げたいので、愛知県として協力してほしい旨をお願いしました。
意見交換の結果、愛知県、関係市町、および日本福祉大と引き続き意見交換会を開催していくことになりました。


  • 23年5月8日 第9回ICD国際会議で、本蔵社長が磁性アタッチメント研究の特別講演

インドネシアで磁性アタッチメントMagteeth700/900の厚生省認可取得後、市場開拓を進めています。今年の7月11日―13日、インドネシアのジャカルタで開催される第9回ICD国際会議で、本蔵社長が磁性アタッチメント研究の特別講演を行うことになりました。
*ICD: international college of dentists (国際歯科学士会)

添付資料:第9回ICD国際会議の特別講演者紹介ポスター


  • 23年5月1日 磁性アタッチメントMagteeth700/900を販売開始

磁性アタッチメントMagteeth700/900は、ステンレス磁石を採用して既存品より吸着力50%アップとコストの大幅低減を図った画期的新製品です。この度インドネシア厚生省から承認を獲得し販売を開始しました。
5月27日インドネシア(尼国)のスラバヤ市で、セミナーを開催します。講師は、尼国のインプラント学会長のDr.Rudi、補綴学会長のDr.Leonardのお二方です。
7月11日尼国のジャカルタ市で開催される第9回ICD国際会議インドネシア部会で、Gold-sponserとして講演し、新技術の紹介を世界的に紹介します。

添付資料1:磁性アタッチメントカタログ
添付資料2:スラバヤセミナー
添付資料3:ジャカルタ会議


  • 23年5月1日 4月19日、マグネ半島構想実現について美浜町と意見交換会を実施しました。

意見交換会は、美浜町から、企業誘致による美浜町への貢献が紹介され、マグネデザインからは、事業計画とマグネ半島構想を紹介しました。日本版シリコンバレー構想であるマグネ半島構想を愛知県の政策に組み込んで頂くよう働きかけていくことを提案しました。町の若手職員から、ワクワクする話で元気が出たとの意見がありました。


  • 23年4月21日 保育所で使う遊戯用マットを美浜町に寄贈

町の将来を担う子供たちの健やかな成長を願って

マグネデザイン株式会社(代表取締役社長・本蔵義信)は4月19日、株式会社愛知銀行(取締役頭取・伊藤行記)と共同で、保育所の遊戯で使うクッションマットとゴザシートを弊社進出先の愛知県知多郡美浜町に寄贈しました。

“あいぎんSDGs私募債「あすなろ」”を活用しました。 私募債発行の際に発行企業が支払う手数料の一部が地方自体団体や学校、医療機関などへの寄付・寄贈に使われる仕組みで、今回は約10万円相当の寄贈となります。

美浜町役場で開かれた贈呈式では、美浜町の齋藤宏一町長に、弊社社長の本蔵と河合一儀・愛知銀行知多ブロック長の二人から寄贈の品を渡しました。

研究所を開設するなど美浜町に進出したマグネデザインは、町の将来を担う子供たちの健やかな成長を願って、保育所で使っていただける「クッションマット」3個と「おあそびゴザシート」6枚を選び、町に贈りました。

マグネデザインは、今回使ったビジネスを行う際に自動的に一定の比率の寄付が行える仕組みは社会にとって極めて有意義であると考えており、今後も活用を検討してまいります。

写真説明:美浜町への「クッションマット」と「おあそびゴザシート」の贈呈式(4月19日、美浜町役場)

 


  • 23年4月17日 第1回デンタル磁石国際シンポジウムを開催

Magneticsのデンタル市場への応用・展開を確認

(愛知県知多郡美浜町のマグネデザイン株式会社美浜研究所セミナー室)

第1回デンタル磁石国際シンポジウム(主催:マグネデザイン株式会社、協賛:株式会社マグネア、後援:インドネシアインプラント学会・徳島大学歯学研究部口腔顎面補綴学教室・朝日インテック株式会社)が4月6日、愛知県知多郡美浜町のマグネデザイン株式会社美浜研究所セミナー室で開催されました。本シンポジウムは、デジタルデンチャー時代を迎え、デンタル磁石の意義を再考するために開催しました。参加者は50名を超え、大いに盛り上がりました。

市川哲雄・徳島大学教授、本蔵義信・マグネデザイン株式会社代表取締役社長、Rudi Wigianto・PAM社CEO、インドネシア・インプラント学会長、楊宗傑・台湾大学歯学部准教授、Eric Anderson・CloudNav CTO、上村蕾・株式会社マグネア取締役が講演し、デンタル分野における最新のMagnetics技術を紹介しました。デジタルデンチャー界の第一人者Charlie Wen・ULab Systems founder 兼 Presidentは米国シリコンバレーよりZoomで参加し、デジタルデンチャーの最新の動向を報告しました。

その後、『磁石式Digital-Dentureの将来性について』と題してパネル討論を行いました。参加者はまた、マグネデザイン社美浜研究所のデンタル磁石研究室を見学しました。

本シンポジウムは、第2次平沼Project(Magneticsのデンタル市場への応用展開)を結成し研究開発を推進していく出発点と位置付けられました。

 

第1回 デンタル磁石国際シンポジウム
「磁石式デジタルデンチャーの将来性を語る」

《講演》
市川哲雄・徳島大学教授
『基調報告 “磁石の歯科応用の将来・可能性”』

本蔵義信・マグネデザイン株式会社代表取締役社長
『新型磁性アタッチメントの磁気原理と製造プロセスと製品性能』

Rudi Wigianto・PAM社CEO、インドネシア・インプラント学会長
『磁性アタッチメントMT900の臨床応用』

楊宗傑・台湾大学歯学部准教授
『台湾でのデジタルデンチャーの取り組みと磁石への期待』

Eric Anderson・CloudNav CTO
『インプラント用ナビゲーション技術の開発』

上村蕾・株式会社マグネア取締役
『Medical-Magneticsの市場・技術動向』

 

《パネル討論会》

司会:市川哲雄・徳島大学教授
『磁石式Digital-Dentureの将来性について』

写真1 基調報告をする市川哲雄・徳島大学教授

写真2 司会も務める上村蕾・株式会社マグネア取締役

写真3 本蔵義信・マグネデザイン株式会社代表取締役社長

写真4 Rudi Wigianto・PAM社CEO、インドネシア・インプラント学会長

写真5 Zoomで参加したCharlie Wen・ULab Systems founder 兼 President

 


  • 23年4月17日 第1回磁気センサ国際シンポジウムを開催

Medical-Magnetics 産業創出の期待⾼まる

(愛知県知多郡美浜町のマグネデザイン株式会社美浜研究所セミナー室)

第1回磁気センサ国際シンポジウム(主催者:Prof. Zhukov, San Sebastian University、主催団体:マグネデザイン株式会社・株式会社マグネア、後援団体:朝⽇インテック株式会社)が4⽉6⽇、愛知県知多郡美浜町のマグネデザイン株式会社美浜研究所セミナー室で開催されました。本シンポジウムは、⾰新的な磁気センサの開発を軸に、それによる新サービスの創造を⽬指して開かれました。70 名以上が参加し、会場は熱気に包まれました。

A . Zhukov・サンセバスチャン⼤学教授(スペイン)、本蔵義信・マグネデザイン代表取締役社⻑、下神学・マグネア取締役、⽵澤昌晃・九州⼯業⼤学教授、⾚城⽂⼦・⼯学院⼤学教授、CC.Hsu・Prolific CTO(台湾)、内⼭剛・名古屋⼤学准教授、E. Anderson・Cloudnav CTO(⽶国)、S. Nissila・Silverblip CEO(フィンランド)らが講演しました。

講演は、GSR 新原理の発⾒と画期的な磁気センサの発明を軸に、物理の基礎から、ナノテクノロジーによる新素材、ナノテク微細加⼯技術、半導体技術、電⼦回路設計技術、ソフト技術および市場技術動向分析に⾄るまで、幅広い内容で⾏われました。新技術の磁気センサで事業化を⽬指す会社も参加しました。その結果、本シンポジウムは新発⾒をベースに新産業を創出していくために基礎から応⽤・商品化に⾄るすべての研究者が⼀堂に会する新しい形での開催となりました。今後の科学技術開発のモデルになると考えられます。

今回のシンポジウムに参集した研究者が協⼒し合うことで、 Medical-Magnetics 産業が創出されていくことが期待されます。

 

第1回 磁気センサ国際シンポジウム
「⾼感度マイクロ磁気センサの開発動向」

《講演》

Prof. A. Zhukov・San Sebastian University in Spain
『Technological Trends in Amorphous Wire Magnetic Sensors(基調報告:アモルファスワイヤ磁気センサの技術動向)』

CEO Y. Honkura・Magnedesign
『The observation of GSR effect powered by GHz Pulse Current and the Development of GSR Sensors(GHz パルス電流による GSR 効果の観測と GSR センサの開発)』

Director M. Shimogami・Magneia
『Quality improvement of amorphous wire(アモルファスワイヤの品質改善)』

Prof. M. Takezawa・Kyushu Institute of Technology
『Observation of magnetic domain sin amorphous magnetic wires with a diameter of 10μm used in GSR sensors(GSR センサに使⽤される直径 10μm のアモルファス磁性細線の磁区の観察)』

Prof. F. Akagi・Kogakuin University
『Micromagnetic Study of the Dependence of Output Voltages and Magnetization Behaviors on Wire Length for a Gigahertz Spin Rotation Sensors(GSR センサの出⼒電圧および磁化挙動のワイヤ⻑依存性に関するマイクロマグネティック考察)』

CTO CC. Hsu・Prolific in Taiwan
『Essential Digital Control System for nTs GSR sensor Development(ナノテスラ GSR センサ開発に不可⽋なデジタル制御システム)』

Prof. T. Uchiyama・Nagoya University
『Real-time Measurement of Biomagnetic Vector Fields in Functional Syncytium Using Amorphous Metal(アモルファス⾦属を⽤いた機能性シンシチウムにおける⽣体磁場ベクトル場のリアルタイム測定)』

CTO E. Anderson・Cloudnav in USA
『Expectations for nano-Tesla sensors as an in-vivo catheter navigation technology(⽣体内カテーテルナビゲーション技術としてのナノテスラセンサに対する期待)』

CEO S. Nissila・Silverblip in Finland
『Magnetometers in mobile devices ‒ a review of 20 years of technology and business, and future directions(モバイル機器に搭載される磁⼒計 – 20 年間の技術とビジネスの振り返りと今後の⽅向性)』

 


  • 23年4月6日 開所式に270名参集。大いに盛り上がる

4月6日、マグネデザイン株式会社(以下、当社)の美浜研究所開所式を開催しました。主賓として、齋藤宏一美浜町長、宮田昌彦朝日インテック代表取締役社長、松田正久同朋大学学長、スペインからArcady Zhukov教授、米国シリコンバレーから石井正純AZCA代表取締役社長をお迎えし、ご挨拶をいただきました。また、海外(欧州、米国、中国、台湾、韓国、インドネシア)から30名の方々を、国内から22名の大学教授の方々をお招きしました。取引業者の方々、地元の方々、当社社長本蔵の知人友人ら、合わせて270名の方々にご参加をいただきました。会場は26もの祝いの花で飾られ、華やかな雰囲気に包まれました。

主催者を代表して、当社社長の本蔵から、「当社は、10年前に私が愛知製鋼の専務取締役を退任した後、Magnetics分野の研究開発会社として設立した会社です。16年に新型磁気センサGSRセンサを発明し、NHK報道や国際会議で注目を集めるに至りました。大きく飛躍しようとしていたところ、愛知製鋼との裁判トラブルがあり、それを昨年やっと解決し、現在再スタートしたところです。
再スタートにあたり、美浜研究所を設立し、ここを拠点に、研究開発を行っていく所存です。美浜研究所はMagnetics技術に特化した研究所で、大学の研究室にも負けないレベルと自負しています。今日の見学会で、研究施設をご覧になっていただきたいと思います。
また朝日インテックの宮田社長のご協力をいただき、合弁企業マグネア社を設立し、基礎研究はマグネデザイン社で、商品開発と事業拡大はマグネア社で取り組む体制が出来上がりました。
美浜研究所の建設と合弁企業の設立によって、当社のMagnetics分野の研究開発と新市場創出が一挙に進むものと考えています」と挨拶しました。

さらに、「開所式と同時に、磁気センサ国際シンポジウムとデンタル磁石国際シンポジウムの二つの国際シンポジウムを開催します。この国際シンポジウムは、米国、欧州、アジア各国の研究者と多くの日本の大学教授との連携で推進しているもので、当社の研究開発の基盤的力となっているものです」と参加を呼びかけました。

その後、太極拳の模範演技および、地元の文化財の“獅子舞”の披露と研究室の見学会を行いました。最後に、当社社長本蔵より当社の会社概要と2023年以降の事業展開を説明。朝日インテックの宮田社長から朝日インテック社と当社の合弁企業株式会社マグネア社の業務計画の紹介をしていただき、関係各位へ協力をお願いして閉幕いたしました。

添付資料1:当社社長本蔵の開所式での挨拶(全文)
添付資料2:マグネデザイン社の会社概要と2023年以降の事業展開
添付資料3:マグネデザイン社の紹介スライド

写真1:当社社長本蔵のあいさつと主賓の方々

写真2:参加者の皆様


  • 23年4月1日美浜研究所の設立と開所式への期待高まる

現在、美浜研究所の設立および株式会社マグネア(朝日インテック株式会社との合弁企業,以下マグネア社)の設立を踏まえて、美浜町および磁気・医療関連の方々に4月6日開所式のご案内をしています。

●3月27日 大村愛知県知事を表敬訪問しました。
4月6日の美浜研究所の開所式とマグネア社設立を紹介しました。知事からは医療分野の強化と知多半島の地域振興への取り組みを評価していただきました。


●3月30日 日本福祉大学(大学本部は美浜町)の丸山悟理事長を表敬訪問しました。4月6日の美浜研究所の開所式とマグネア社設立を紹介し、日本福祉大学に福祉ロボット科の創設を要望しました。理事長は、福祉ロボット科の創設は大賛成とのことでした。

 

 

 

 

●3月28日 千葉工業大学の安川雪子教授が、研究成果紹介のため来社しました。安川教授は光磁気研究の日本の第一人者で、この度発見された新手法を応用すれば、細胞液などの濃度変化などを検出する可能性を示されました。細胞研究に役立つことを期待し、今後教授の研究に協力していきたいと考えています。

 

 

 

 


  • 23年3月17日 朝日インテックと合弁企業(株式会社マグネア)を設立。医療用GSRセンサの事業化に取り組む

朝日インテックと共同で合弁企業・株式会社マグネアを設立する契約を締結しました。マグネアは、医療用GSRセンサの開発・事業化に取り組み、マグネデザインはGSRセンサの基礎研究を担当します。設立は4月3日です。

詳細は、朝日インテックからのニュースリリースをご覧ください。

リンク先:朝日インテック株式会社_ニュースリリース


  • 23年3月14日 当社の美浜研究所の事務棟廊下に 特許証展示コーナを設けました。

3月7日GSRセンサの原理特許裁判に勝利しました。これまでの特許取得件数は43件で、主な特許は、GSRセンサ原理特許を中心に、センサ関連30件、計測器関連2件、磁石関連8件などです。
当社は特許ライセンスビジネスを行っておりますので、当社の特許にご関心をお持ちの方は、お問い合わせください。

【特許展示コーナー】

問い合わせ先は、お問い合わせフォームよりご連絡頂くか、知財室 竹内、加藤 Tel 0569-47-7631までお願い致します。


  • 23年4月6日の美浜研究所の開所式のプログラムをご案内します

美浜研究所への移転に伴い、4月6日に開所式を開催致します。そのプログラム概要が決まりましたので、ご案内させて頂きます。
美浜研究所は、敷地1160坪、床面積800坪ございます。そこに、研究所と実験棟を設けました。この広い敷地を活用して、会社の拡大を図る所存です。開所式では、当社の今後の事業計画の紹介と事務棟・実験棟の見学会を行い、当社の事業戦略に対する理解を深めて頂きたいと考えております。


1)開所式のプログラム
13時20分~  開始
14時~    研究室見学会
15時 ~15分  マグネデザイン社の事業計画紹介
終了
特別行事として、業者の名刺交換会、地元参加者の交流会、友人の親睦会を予定しております
*場所:体育館 定員:150名
*電車でのご来訪の方は、名鉄河和駅から会場まで、マイクロバスで送迎致します。
*駐車場は、150台分をご用意致します。

2)当日同時開催の国際シンポジウムのプログラム
10時~12時 磁気センサ国際シンポジウム
16時~18時 デンタル磁石国際シンポジウム
*場所:当社セミナー室 定員:50名

3)開所式のご案内
・ご来賓挨拶は、齋藤美浜町長、宮田朝日インテック社長、古川衆議院議員、松田元愛知教育大学学長、Charlie社長(米国)、Zhukov教授(欧州)の方々を予定しております。
・内外の招待者は、海外から20名、国内は大学教授・弁護士・会社社長、自治体関係者他30名以上の方々、計50名を予定しております。
・できるだけ多くの地元の方々に、当社への理解を深めるご機会にして頂きたく、開所式に是非お越し下さい。
・会社関連業者や知人の方々には、新研究所をご案内し、Magnetics研究の現場を紹介したく存じます。
・美浜研究所スタートに相応しい関係各位が集う開所式にしたいと考えております。

4)磁気センサシンポジウムのプログラムのご案内
Zhukov教授と弊社社長本蔵を編集長にしてSensors特集号「最新のGSRセンサの研究開発動向」の発刊を準備しております。*Sensorsはセンサ分野で最も権威ある国際学術誌です。本シンポジウムでは、論文投稿予定の著者の方々に最新の研究成果を報告して頂き、今後の研究開発の方向性について討論を行う予定です。
主な講演は以下の通りです。
①Zhukov教授(スペイン):基調報告「アモルファスワイヤ磁気センサの技術動向」
②本蔵社長(マグネデザイン):GSRセンサの最新の研究開発
③下神部長(朝日インテック):アモルファスワイヤの品質向上
④赤城教授(工学院大学): LLG解析によるスピンの回転
⑤竹沢教授(九州工業大学): ワイヤの磁区観察
⑥内山教授(名古屋大学):特別報告(生体磁気検知の成功を報告したNature論文の紹介)
⑦内山教授と台湾Prolific社:マイクロ素子を使ったデジタル仕様nTセンサの性能
⑧Erik-CTO(米国CloudNav社):生体内のカテーテルナビゲーション技術
⑨Seppo社長(元NOKIAのセンサ部長):磁気センサの市場技術動向

5)デンタル磁石シンポジウムのプログラムのご案内
New-Technologyの開発によりデンタル磁石の磁力性能が大幅にアップしました。この成果を踏まえて、国内外の著名な研究者の方々に、磁石式デジタルデンチャーの将来性についてパネル討論を行って頂きます。
(主催:マグネデザイン、後援:徳島大学補綴学分野・インドネシア口腔インプラント学会)
主な講演とパネル討論は以下の要領で行います。
基調報告
① 市川教授(徳島大学):磁石の歯科応用の将来・可能性
② 本蔵社長(マグネデザイン):新型デンタル磁石MTの性能と磁気原理
③ Rudi口腔インプラント学会会長(インドネシア):MTの臨床応用
パネル討論
④ パネラ―は、日本、台湾、韓国の歯科教授、歯科商社および米国Charlie社長(uLab Systems)を予定しています。

6) その他イベント
業者の名刺交換会:新しい名刺を手渡しさせて頂きます。
地元参加者の交流会:当日配布のパンフレット「美浜町と当社の協調発展」を簡単に説明させて頂きます。(当社企画部長宮崎より)
友人の親睦会:遠路お越し頂きありがとうございます。ささやかな親睦会会場をご用意しております。(事務局は松田篤様)

7)会場の案内
① 場所 愛知県知多郡美浜町大字豊丘字北平井2-4
② 会場 開所式は体育館、シンポジウムはセミナー室、見学会は事務棟と実験棟
*実験棟には第1実験室~第4実験室がございます。
第1実験室は、当社の誇る3次元微細加工とマイクロコイル試作室(クリーンルームを見学)
第2実験室は、新磁性合金の開発室(合金製造と一連の評価装置と加工装置を見学)
第3実験室は、磁気センサ研究室(1万分の1の微小磁界の世界が体感できます)
第4実験室は、デンタル磁石開発と試作室(超小型磁石の強力パワーを紹介)。
充実した設備を備えた世界に誇れるMagnetics研究室と自負しております。
是非一度ご見学して頂きたく存じます。


  • 23年4月6日 美浜事務所の開所式に合わせて、デンタル磁石国際シンポジウムを開催します

市川教授(徳島大学歯学部教授)とRudi教授(インドネシアのインプラント学会長)とCharlie社長(デジタル矯正技術創出のパイオニア)およびマグネデザインデンタル磁石研究室は、共同でデジタルデンチャーの開発に取り組んでいます。高性能のデンタル磁石の開発成功および開催の機会を利用して、デンタル磁石に関する国際シンポジウムを開催します。ぜひご参集くださいますようお願い申し上げます。

時間は、4月6日16時から18時、会場はマグネデザイン美浜研究所内大会議室です。
講演予定者は、海外から、Charlie社長、Rudi教授、Shiau教授(台湾の元台湾大学歯学部長)、韓国の歯科商社、国内から、市川教授、本蔵社長(マグネデザイン社)他8名を予定しております。
定員は50名。ご希望の方はお早めにお申し出下さい。

連絡先は、国際シンポジウム事務局 (担当:扶/中須賀 電話:0569-47-7631)

添付資料:MT700/900のカタログ


  • 23年2月9日 本蔵社長が、科学技術交流財団の研究会で招待講演を行いました

科学技術交流財団(理事長は浜口道成元名古屋大学総長)の研究交流事業の一つである『3次元リソグラフィと精密加工技術の融合』研究会(座長は佐々木実・豊田工業大学教授)からの依頼で、招待講演を行いました。

講演テーマ:
3次元微細加工によるマイクロコイルの製造」です。

講演内容:
半導体産業が2次元フォトリソ技術を基礎に急拡大している中、日本を中心に、次世代半導体技術の基礎となる、ナノ機能部品と一体化した3次元微細加工開発への挑戦がなされています。この技術は、マイクロサイズの機能部品と3次元フォトリソ技術と両者を融合する精密加工・組み立て技術の融合で形成されます。本講演は、典型的な開発例であるマイクロコイルの製造技術を紹介したものです。特にMIセンサからGSRセンサの進化にあたって、マイクロコイルの3次元微細加工技術の技術進歩が重要な役割を果たしたことを紹介しました。

聴講者の感想として、初めてまとまった形で3次元微細加工を理解できたとの声が寄せられていました。講演資料を添付しますので、ご関心のある方はお問い合わせください。

添付資料:講演資料PDF


  • 23年2月17日4月6日当社美浜事務所の開所式に合わせて、アモルファスワイヤ磁気センサ国際討論会を開催します

Zhukov教授がスペインから来日し、開所式に出席して頂けることになりました。Zhukov教授は、アモルファスワイヤ磁気センサ分野の第一人者です。先生を中心に関係各位とSensors特集号“GSRセンサの最新動向”の作成を進めております。つきましては、Zhukov教授の来日の機会に合わせて、アモルファスワイヤ磁気センサ討論会を開催したいと思いますので、ご参集くださいますようお願い申し上げます。

時間は、4月6日10時から12時、会場はMDCの美浜研究所内です。
講演予定者は、海外から、Zhukov教授(スペイン), Seppo(フィンランド:元NOKIAのセンサ部長)、Erik(米国:CloudNav社のCTO)、許(台湾:Prolific のCTO)、国内から本蔵(MDC社長)、赤城 (工学院大学教授)、下神(朝日インテック開発部長)ほか8名を予定しております。
定員は50名。ご希望の方はお早めにお申し出下さい。

Arcady Zhukov教授


  • 23年2月15日ゲストルームを開設しました

美浜研究所開設に伴い、研究所近くのチッタ・ナポリにゲストルームを開設しました。絶景です。
既に大勢のお客様に、打ち合わせ等でご利用頂いております。なお、ご宿泊も可能でございます。
利用方法:ご希望の方は一週間前迄にご予約下さい。無料でご利用可能です。
資格は、当社関係者と来客者です。定員は10名。ご宿泊は2名迄。

【ゲストルーム紹介】

  • 23年2月13日今年に入り4件の特許を取得。延べ43件となりました。

磁界ベクトルセンサ特許を取得しました
(1)発明の名称 : 磁界ベクトルセンサ(特許第7215702号)
この発明は、4個のGSR素子を、傾斜角度20~45度の4面の傾斜面に鏡像対象に貼り付け、4個の磁気測定値Hx1,Hx2,Hy1,Hy2を使って、ピンポイントの測定位置におけるHx, Hy, Hzを同じ感度・同じ精度で求めることを可能にするものである。

添付資料:特許第7215702号

デンタル磁石に用いるルートキーパ特許を取得しました
(2)発明の名称 : ルートキーパーとその製造方法(特許第7215703号)
この発明は、Cr系磁性ステンレス鋼性製のルートキーパをプレス加工で製造し、耐摩耗性を改善したものであると同時に、抜け防止機能や回転防止機能を付与したものである。機械加工からプレス工程に変更することで大幅なコストダウンを実現した。

添付資料:特許第7215703号


  • 23年2月3日マグネデザインは美浜町河和南部小学校跡地に研究所を立ち上げました。

23年1月24日、愛知県土木事務所より、河和南部小学校跡地を研究所として利用する建屋利用許可を頂きました。
1月24日より、マグネデザインは愛知県美浜町に研究所を立ち上げ、事業を開始しております。
開所式を4月6日(13時30分)から予定しておりますので、ご臨席賜りますようお願い申し上げます。

写真1:マグネデザインの玄関看板】

 

【写真2:第1から第4実験室のうち第3実験室(センサ研究室)の写真】

 


  • 23年1月30日ASIC基板上にGSR素子を直接形成する製造法の特許を2件取得しました。

(1)発明の名称 : GSR素子の製造方法(第7203400号)
この発明は、ASIC基板上にGSR素子を直接形成するGSR素子の製造方法に関する基本特許である。
具体的には、ASIC基板上に、逆台形状の溝と視認性の高いアライメントマークをポジレジスト系感光性樹脂の塗布・露光・現像後にキュア処理して形成する。次いで、下部コイルの形成、磁性ワイヤの配置、上部コイルと電極配線を形成することによりASIC一体型のGSRセンサの作製を可能とする。
図は、ASIC基板の溝に沿って形成したGSR素子の断面図である。

添付資料:特許第7203400号

(2)発明の名称 : GSR素子の製造方法(特許第7207676号)
この発明は、微細なピッチコイルからなるGSR素子をASIC基板上に直接形成するGSR素子の製造方法に関する基本特許である。
具体的には、ASIC基板上に、逆台形状の溝と視認性の高いアライメントマークをポジレジスト系感光性樹脂の塗布・露光・現像後にキュア処理して形成する2層樹脂被膜法を採用して、ASIC基板の本来的な凹凸を解消してASIC基板と複数個のマスクを合わせる方法である。
これにより、3.0μm以下の微細なコイルピッチからなる超高感度のGSRセンサを可能とする。
図は、ASIC基板上の第一台座の上に形成した第二台座にGSR素子とアライメントマークの断面図である。

添付資料:特許第7207676号


  • 23年1月04日齋藤美浜町長の年頭あいさつ。

齋藤美浜町長が、年頭あいさつの中で、当社の誘致を「美浜町の将来の光明」として町民に紹介してくれています。
Magnetics開発を進めて、ご期待に応えていきましょう。

添付資料は、齋藤町長年頭のあいさつです。
添付資料:齋藤町長年頭のあいさつ


  • 22年12月26日Si基板上にGSR素子を作製する製造法に関する特許を取得しました。

発明の名称 : 磁界検出素子の製造方法(第7201194号)
この発明は、GSR素子を安定的に形成することを可能にしたGSR素子製造方法に関する基本特許である。具体的には、Si基板上に逆台形状の溝部を形成し、そこにネガレジスト系樹脂被膜を塗布・キュア処理して、丸みのある溝部を形成することにより下部コイルの断線防止を図るものである。
図は、Si基板溝に沿って形成したGSR素子の断面図である。

添付資料:特許第7201194号


  • 22年12月14日米国シリコンバレーで本蔵社長のwelcomeパーティが催されました

先月の8日―15日にかけて本蔵社長がシリコンバレーに出張してきました。本年4月2日無罪確定をうけて、米国シリコンバレー在住のパートナーの方々20名がwelcomeパーティ ”He is back!” を催してくださいました。

17年2月逮捕によってシリコンバレーで事業展開は凍結となっていました。5年半経過してこの度再開、A社との半導体(ASIC)開発、B社との生体磁気プログラムの開発、C大学との磁気顕微鏡の共同研究、D社とのデジタルデンチャーの開発、E社とのLi電池監視モニタ開発など開発を再開します。長い間裁判闘争の勝利を信じて待ってくださっていた方々に感謝を申し上げます。I am back.


  • 22年12月12日名古屋銀行と日本政策金融公庫が協調融資で当社を支援

本年12月2日、日本金融公庫と名古屋銀行が、当社に対して、本社の美浜町移転および開発設備の導入資金として協調融資を行ったことをニュースリリースしました。
本年4月2日無罪確定後、磁気センサ分野のイノベーションに取り組む当社に対して、資金提供および多方面からの支援が相次いでいます。開発を加速してご期待に応えていく所存です。

リンク先:名古屋銀行ニュースリリース


  • 22年12月6日デンタル磁石に使用する複合磁性ステレンス磁石プレート部品との製造法に関する特許を取得しました。

発明の名称 複合磁性Cr-Ni系ステンレス鋼製プレートとその製作する方法および複合磁性Cr-Ni系ステンレス磁石の製造方法(第7182231号)
この発明は、本体がステンレス磁石で外周部が非磁性という複合磁性プレート部品で、デンタル磁石の磁力を50%アップし、作業性を含めてトータルコスト1/5以下を実現する革新的な発明です。

図は、複合磁性プレートとそれを活用したデンタル磁石の構造図

添付資料:特許第7173504号

今年の特許取得は11件目となり、累計特許取得件数は、38件です。
本件特許に関する問い合わせ先は、知財部 竹内 Tel 0569-47-7631までお願いします。


  • 22年11月25日ガイドワイヤ先端磁石に関する特許を2件取得しました。

①発明の名称 複合磁性材料の製造方法(特許第7173504号)
この発明は、カテーテルガイドワイヤなどステンレス鋼細線(直径0.1~2mm)の局所的な一部を磁石とする複合磁性材料の製造方法に関するものです。本発明は、局所的な一部のみを飽和着磁して永久磁石とし、その両側または片側は未飽和着磁部と鋭く分離して磁石特性の減磁を防止できるようにするものです。用途としては、ガイドワイヤなどの医療用材料として期待されます。
図①は、本発明の着磁装置

添付資料:特許第7173504号

②発明の名称 ガイドワイヤ用Cr-Ni系ステンレス磁石の製造方法、スマートガイドワイヤ、ガイドワイヤ操作システムおよびガイドワイヤ操作ロボットシステム(特許第7173506号)
この発明は、ガイドワイヤ先端部を磁石にする製造方法と、その磁石を使ってガイドワイヤの位置決めを可能にする磁気ベクトルセンサグリッドと信号処理装置システム。
図②は、ガイドワイヤ先端部の磁石の性能

添付資料:特許第7173506号

今年の特許取得は10件目となり、累計特許取得件数は、37件です。
本件特許に関する問い合わせ先は、知財部 竹内 Tel 0569-47-7631までお願いします。


  • 22年10月3日無罪判決を踏まえて、愛知キャピタル株式会社が当社に出資

22年4月2日マグネデザイン(以下「当社」といいます。)の無罪判決が確定し、逆に、本藏らが愛知製鋼らを告訴(虚偽告訴罪)し、無罪となった事件がまったくの作り話だったことが広く認識され始めたと思っています。当社は、裁判攻撃によって倒産寸前状態に陥っていましたが、本年9月、複数の銀行からの融資および愛知キャピタル株式会社から出資をして頂き、経営基盤と研究開発の取り組みは急速に改善しています。共同研究の申し入れ等なども増大しており、当社の企業価値は急回復し、50億円と高く評価されるに至っています。

リンク先:愛知キャピタル株式会社「あいぎんベンチャーファンド1号投資事業有限責任組合(愛称:金しゃち)」 による出資について


  • 22年10月7日 手術用ハンドピースの誘導システム特許(特許第7141668号)を取得しました。

この発明は、外科手術用ハンドピースに取り付けた磁気ベクトルセンサグリッド(移動体)と手術部位に取り付けたマーク磁石(固定)を使って、ハンドピースの先端のドリルの位置・方位を計測し、それを手術経路に沿って誘導する装置です。10nT以下の検出力を有する磁界ベクトルセンサグリッドでマーク磁石体が発する磁界を計測して、ガウスニュートン法で磁石体の位置と方位を高い精度で計算・検出するものです。本発明は、将来外科手術用ロボットなどの位置方位制御機能に応用される予定です。

今年の特許取得は8件目となり、累計特許取得件数は、35件です。
本件特許に関する問い合わせ先は、知財部 竹内 Tel 0569-47-7631までお願いします。

添付資料:特許第7141668号


  • 22年9月8日 ステンレス磁石を活用して高機能デンタル磁石Magteeth700/900を開発
    吸着力性能1.5倍、コスト1/5以下を実現。

昨年21年9月にデンタル磁石(磁性アタッチメント)が保険適用となり、普及拡大が期待されています。現行売価は約1万円と非常に高価で、普及の障害の一因になっています。このたび、弊社が開発したステンレス磁石を活用して、デンタル磁石の磁力性能を50%アップし、かつ非磁性改質レーザ技術の活用とプレス工程で全部品を製作することによって製造コストを1/5以下に低減できました。供給能力は、全自動製造ラインを建設しており、将来の市場拡大に対応できると考えています。(製品特許は特許第7125684号)
今後、大学での臨床評価と厚生省の認可取得完了後、市場投入を予定しています。なお、歯科院へのお届け価格は5000円以下を予定しています。

添付資料:MagTeeth700/900 カタログ


  • 22年9月6日 医療応用のナビゲーションシステムに関する特許(特許第7126645号)を取得しました

この発明は、カテーテル、胃カメラなどの先端に取り付けた超小型磁石の生体内での位置・方位を計測する装置です。10nT以下の検出力を有する磁界ベクトルセンサグリッドで磁石体が発する磁界を計測して、ガウスニュートン法で磁石体の位置と方位を高い精度で検出するものです。本発明は、将来治療用ロボットなどの位置方位制御機能に応用される予定です。

本件特許に関する問い合わせ先は、知財部 竹内 Tel 0569-47-7631までお願いします。


  • 22年9月2日 デンタル磁石に関する特許を3件取得しました

この発明は、弊社が世界に先駆けて発明したステンレス磁石を応用したもので、デンタル磁石の吸着力性能の50%アップと大幅なコストダウン(1/5以下)を可能にします。

①「磁石式義歯アタッチメント」 【特許第7125684号】
ステンレス磁石を採用したデンタル磁石の基本設計に関する特許です。磁力性能を大幅に向上すると同時に製造コスト大幅低減を可能にした発明です。現行商品の義歯用磁性アタッチメントに代替する発明品です。

②「スリーブ付き磁石式義歯アタッチメントとその製造方法」 【特許第7125685号】
特許第7125684号をベースにして、スリーブを付けて、横方向の揺動を押さえる機能を付与した発明です。インプラント用に適していています。

③「磁石式義歯アタッチメント」  【特許第7125686号】
特許第7125684号をベースにして、デンタル磁石の厚みを現行品の1.3mm~1.5mmから、0.3mm~1.0mmと大幅に縮小した発明です。今後健全歯を支台歯にした可撤性ブリッジを実現する発明品です。

本件特許取得によって、特許取得件数は累計33件(子会社ナノコイル社含む)となりました。

本件特許に関する問い合わせ先は、知財部 竹内 Tel 0569-47-7631までお願いします。


  • 22年8月4日 愛知県美浜町に本社を移転予定

河和南部小学校(愛知県美浜町所在)が2022年3月に廃校となり、当社の本社・研究所を移転する事が正式に決定しました。
敷地は3800㎡(1160坪)、建屋の床面積は2560㎡(800坪)です。
2021年末に河和南部小学校施設の利活用について、公募型プロポーザル方式での事業提案に応募し、6月14日の町議会で正式に認めて頂きました。

<配置図>

7月11日、美浜町の町議会議員11名が、当社の視察にお越し下さいました。会社概要説明の後、社内見学を行いました。実際に当社の技術をご覧になり、当社の業務イメージを掴んで頂きました。その後の意見交換会では、率直なご意見、ご感想を多く頂き、和やかな雰囲気で締めくくられました。

7月28日、美浜町地域の方に報告会を開催し、約50名の方にご参加頂きました。
当社の特徴、構想プランをご説明し、町への貢献可能性、環境への影響等お話させて頂きました。
地域の方からも多数のご質問を頂き、とても有意義な意見交換が出来ました。
相互理解を深める非常に良い機会となりました。


  • 22年6月13日 「半硬質磁性材料の一部を磁石化する部分着磁装置」を特許取得しました。

昨年4月、半硬質磁性のステンレス鋼を磁石化したステンレス磁石を発明【特許第6868174号】しましたが、今回その着磁装置の特許【特許第7078832号】を取得しました。半硬質磁性細線の一部に限って磁石化する場合、飽和着磁した磁石部と未飽和着磁部の隣接分とに磁気的に鋭い境界部を設ける必要があります。未飽和着磁部が拡がると、その部分の磁気特性が不安定になり容易に減磁するためです。本特許は、この問題を解決する着磁技術を発明したものです。
今回取得した特許は以下の通りです。
発明の名称 : 着磁装置
特許番号  : 特許第7078832号
登録日   : 2022年 5月24日
発明者   : 本蔵義信、本蔵晋平、菊池永喜、市川博雄
発明の要点 : 着磁装置の概要は下図の通り。

 

なお、本特許取得によって、当社の特許取得件数は累計30件となりました。弊社は、ライセンスビジネスを展開しており、弊社の特許にご興味・ご関心をお持ちになられた方は是非、弊社までご連絡下さい。ただし、すでにライセンス契約を締結し提供した権利範囲があることをご承知おきくださいますようお願い申し上げます。


  • 22年5月20日 日本ボンド磁性材料協会の22年第99回技術例会で講演

弊社社長本蔵が学術活動を再開し、日本ボンド磁性材料協会の22年第99回技術例会で講演いたしました。

講演タイトルは、「Medical-Magnetics研究とカテーテル分野への応用」です。これは、医療分野におけるMagnetics技術による診断技術および治療技術の進歩の現状と開発事例としてカテーテル応用を紹介したものです。

本蔵は、13年から日本磁気学会の副会長として国内外でMagnetics技術の普及に努めてきましたが、愛知製鋼からの虚偽告訴で17年逮捕起訴され、その後の5年間裁判闘争を強要されて、あらゆる活動を凍結せざるを得ませんでした。
本年4月2日に無罪が確定し、愛知製鋼の告訴に理由が無かったことが明らかになりました。今後“21世紀はMagneticsの時代”をスローガンにMagnetics技術の普及活動に励んでまいりたいと存じます。

講演概要資料


  • 22年05月19日 超薄型高感度磁気センサ」(GSRセンサ on-ASIC技術)を特許取得しました。【特許第7062216号】

GSRセンサは、GHzパルスを利用するため素子とASICをワイヤ接合すると出力が大幅に低下してしまいます。本特許はこの問題を解決する直接ベアホール接合技術を発明した重要なものです。

本特許取得によって、特許取得件数は累計29件(子会社ナノコイル社含む)となりました。

今年取得した特許は以下の通り。
・22年3月 2日登録「微細配線接合体およびその接合方法」(特許第7033285号)

・22年4月22日登録「超薄型高感度磁気センサ」(特許第7062216号)

当社は、特許ライセンスビジネスの会社です。
本件特許に関する問い合わせ先は、知財部 竹内 Tel 0569-47-7631までお願いします。


  • 21年12月10日 アモルファスワイヤなど高強度極細線の引張試験に関する特許権を取得しました。【特許第6973738号】

新たに特許は、直径5~50μm、引張強度150~300kg/mm2の高強度極細線を粘着テープなどの液状の粘着剤を活用して、チャッキング部での破断防止と試験片のすべり防止を実現した発明です。これにより、高強度極細線の引張試験を迅速確実に実行することができます。なお、マグネ社の特許取得件数は、累計21件になりました。

本件特許に関する問い合わせ先は、知財部 竹内 Tel 0569-47-7631までお願いします。


  • 21年9月1日 2021年(1-8月)に特許5件を取得して、累計は20件になりました。

今回は、 上記の取得特許の内、 “磁界検出素子”(特許第6839399号)についてその要約書を紹介します。本件特許の技術内容は、21年4月26日 Intermag2021国際会議で、対向電流式デザインのGSR素子として研究成果を発表しています。GSRセンサのウィークポントを解消した画期的な技術です。

【特許第6839399号の要約書】
<課題>超高感度マイクロ磁気センサ用の磁界検出素子において、出力特性歪によるセンサの性能を損なわないようにする。
<解決手段>1本の磁性ワイヤ12は、中央部と両端部に3個のワイヤ端子(12Cおよび12Lと12R)および中央部用電極12CEと端部用電極12SEを備え、検出コイル13は磁性ワイヤの中央部の左右に配置する2個の検出コイル(左検出コイル13L、右検出コイル13R)とそれぞれの端部に4個のコイル端子(13LL、13LR、13RL、13RR)および出力用電極(13LE、13RE)を備えて、磁性ワイヤ12および検出コイル13はそれぞれ端子間、端子と電極の間を配線により連結されている。励磁パルス電流が、パルス入力電(12CE)からグランド電極(12SE)に通電されると、磁性ワイヤ12の中央部端子12Cを中点として、左と右とでは励磁パルス電流が発生する円周方向磁界が反対方向となる。

【図】

※詳細は当社のHP”当社技術のご紹介”の特許公報をご確認ください。

当社は、上記特許について特許ライセンスを行っております。
本件特許に関する問い合わせ先は、知財部 竹内 Tel 0569-47-7631までお願いします。


  • 21年4月26日 Intermag2021国際会議で、GSRセンサの研究成果発表

Intermag 2021国際会議(21年4月26日―30日)で、下記の研究成果を発表しました。

タイトル名;
Development of Opposing Current Type GSR Sensor Element to Reduce Induced EMFs in Zero Magnetic Field
著者;
Y. Honkura, S. Honkura

参考サイト:”INTERMAG21”,”PROGRAM BOOK”145/240ページのNo.IB-11に掲載。(外部サイトへ移動します)

今回は、GSRセンサのウィークポイントであったゼロ磁場の下で発生するコイル電圧を除去することに成功しました。これは、1本のワイヤに二つのコイルを取り付けて、正負逆向きのパルス電流を通電すると、二つのコイルに逆向きの電圧が発生することを見出し、両コイル電圧を加算することによって実現しました。
このことによって、センサ出力のS/N特性と温度特性を大幅に改善でき、しかもひねり応力がある場合でも左右対称性の優れたGSR特性(Fig2)が得られることが分かりました。

 


  • 21年7月19日 国際雑誌SensorsがGSRセンサの特集号の編集を決定

国際雑誌Sensorsが特集号 “Recent Advances in Magnetic GSR Sensor”の編集を決定し、その内容はホームページ(https://www.mdpi.com/journal/sensors/special_issues/GSR_sensors)に掲載されております。その中に論文投稿を呼びかけております。編集者は、当社の本蔵社長とZhukov教授です。Zhukov教授は、本分野の国際会議を主催している第一人者です。Zhukov教授との共同編集ということは、GSRセンサが広く学会で公認されたということを意味します。また呼びかけのために以下の簡易版が作成されています。


  • 21年5月30日 GSR素子の2号試作ラインの稼働を開始しました。

1号試作ラインに対して、最新設備を導入して、コイルピッチを5.5μmから3μmへと微細化することができるようになりました。これによりGSRセンサの性能が2倍程度向上することが期待されます。
当社は、微細コイル試作依頼に協力しています。ご希望の方はご連絡をください。

【2号試作ラインの全体像】

【最新設備】
・スパッタ設備・・マルチチャンバーモデルの導入により、ピュアな成膜形成が可能になりました。
・露光設備・・オートアライメント機能付きアライナーの導入により、パターン間精度が向上しました。
・RIE設備・・・高真空モデルの導入により、リスパッタ残渣が少ない鮮明な加工が可能になりました。
・ワイヤー整列機・・・新しい位置調整技術の適用により、ワイヤーの整列精度が向上しました。


  • 20年10月12日 高速mG メータのサンプル販売を開始しました(JMMM論文に掲載済み)

これまでに、JAXA, 徳島大学に納品しました。ご希望の方には、共同研究を条件に提供販売します。主な性能は、1KHzの速度で1mG、10Hz の速度で0.1mGの微小磁界が検出できます。測定レンジは±30Gです。測定値は、16ビット出力で、即座にPC 画面に測定値の時間変化が表示されます。同時にデータ保存も行うことができます。



  • 20年7月30日 JMMMに、GSR論文「a Micro-coil-on-ASIC Type GSR Sensor開発」が掲載されました

これは、集積回路ASICの上に直接GSR素子を形成したもので、組立式のGSRセンサにくらべて、出力感度を2倍改善したものです。世界初の高速mGメータの開発に成功したことを発表しました。

*JMMMは、Journal of Magnetism and Magnetic Materials の略称です。磁気工学分野で最も権威ある国際学術誌です。

国際学術誌JMMM掲載論文


  • 20年2月24日 国際会議2020TMSで招待講演

タイトルは、The development of on-ASIC Type GSR senor excited by GHZ pulse current.  Coil-on ASIC 仕様にすると感度が2倍向上します。

国際会議2020TMS講演資料


  • 20年2月14日 国際学術誌SensorsにGSRセンサ論文を掲載

タイトルは、The development of ASIC Type GSR senor Driven by GHZ Pulse Current.商品化となるASIC仕様GSRセンサを紹介した論文です。

ASIC仕様GSRセンサ論文


  • 20年2月7日 JAXA主催の磁気センサ研究会でGSRセンサの紹介講演

タイトルは、The development of GSR senor excited by GHZ pulse current.  GSR原理、基本性能、応用とGSRセンサ技術を総括的に説明した講演です。

GSRセンサ紹介講演資料


  • 19年8月21日 第8回磁性ワイヤ国際会議で招待講演

そこでASICとGSR素子をASIC表面に直接成型したon-ASICタイプのGSRセンサを発表しました。

第8回磁性ワイヤ国際会議講演資料


  • 19年5月30日 第15回JEVEC年次総会で特別講演

Magnetics開発戦略、磁気センサ、エネルギー分野の磁気工学、将来のビッグイノベーションと磁気工学について講演をしました。

JEVEC講演資料


  • 18年9月20日 第9回センサデバイス国際会議でASICタイプのGSRセンサ開発について講演

センサデバイス発表論文


  • 18年8月1日 電磁波工学国際会議PIERS2018で招待講演

電磁波工学分野に関する最大規模の国際会議PIERSが富山市で開催され、GSRセンサの研究成果を招待講演しました。

PIERS FULL paper

PIERS 論文日本文


  • 18年7月10日 量産サンプル用ASICを発注

量産サンプル用ASIC(サイズ:1.2mm×1.2mm)を発注しました。素子とASICを一体化したGSRセンサ(厚さ0.2mm)を試作し、GSRセンサの量産用サンプルを提供する準備を進めています。


  • 18年6月5日 特許出願 張力付与タイプのGSRセンサ

磁性ワイヤに20kg/mm2~100kg/mm2の張力を残存させて、GSRセンサの正弦波出力特性を改善することができました。


  • 18年5月21日 特許出願 新仕様の磁性ワイヤ整列装置

磁性ワイヤを1μmの隙間で並べることができるようになりました。


  • 18年4月30日 特許出願 GSR素子とASICとを一体成形する新技術

厚さ0.2mmの超薄型GSRセンサが可能になりました。


  • 18年3月30日 技術者協会発行図書に論文を投稿しました。

技術者協会発行図書「個性材料・部品の最新開発事例と応用技術」に論文「GSR効果を活用した超高感度マイクロ磁気センサの開発」を投稿しました。

センサ学術誌執筆原稿


  • 18年1月2日 GSRセンサの原理特許に関して、米国特許を取得しました。

[ABSTRACT]

The magnetometers of the present invention possess a detector part with a magnetic wire sensitive to the magnetic field consisting of a domain structure of the surface domain with circular spin alignment and the core domain with longitudinal spin alignment and a micro coil surrounding its magnetic wire to pick up the change of longitudinal magnetizing caused by spin rotation in the surface domain with circular spin alignment called as GSR effect excited by the pulse with frequency of 0.5GHz to 4GHz.

The peak coil voltage is detected by a circuit characterized with a pulse generator, GSR element, a Buffer circuit, a sample holding circuit, an amplifier circuit and finally the means to invert it to the external magnetic field. The induced coil voltage caused by the parasitic coil capacitance and wiring loop is vanished by combination coil of right turn coil and left turn coil.

The magnetometers of the present invention can provide lower noise, wide measuring range with a small size detector part and is applied to smartphones, wearable computer, medical devices and so on.


  • 17年8月1日 新方式のワイヤ整列技術の開発に成功

・アモルファスワイヤの整列間隔を従来の50μmから15μmへと大幅に縮小しました。(アモルファスワイヤの直径は10μm)

・1つのコイル内に2本のワイヤを設置することに成功

長年独自の発想でアモルファスワイヤを隣接整列(100μm以下)する技術の開発に取り組み、マグネデザインでは50μmを実現していました。この度、1つのコイル内に2本のワイヤを設置する新技術を開発し、ワイヤ間隔をさらに大幅に縮小することに成功しました。


  • 17年7月7日 本社をナビ白金(名古屋市のインキュベーションセンタ内)に移転しました。

住所:名古屋市昭和区福江二丁目9-33名古屋ビジネスインキュベータ白金(ナビ白金)408

TEL 052-872-6111 FAX 052-872-6123


  • 17年2月17日 GSRセンサ素子の試作の研究が「文部化科学省ナノテクノロジープラットフォーム 平成28年度 利用6大成果」を受賞

表彰状


  • 17年3月28日 自動車用の超高感度のマイクロ磁気センサーの試作に成功したことを新聞発表

超高感度マイクロ磁気センサー(GSRセンサー)の試作に世界で初めて成功しました。分解能16ビット、±90Gのワイドレンジ、感度3mG/ビットの性能を持ちます。

超高感度マイクロ磁気センサー(GSRセンサー)の試作に世界で初めて成功―分解能16ビット、ワイドレンジ±90G―

(4/5紙面を修正しました)


  • 16年11月24日 日本磁気学会超高感度マイクロ磁気センサ専門研究会主催の第4回研究発表会にて講演

タイトルは、「超高感度マイクロ磁気センサ“GSRセンサ”の開発の現状」

日本磁気学会

* MSJ 磁気センサ専門研究会

第04回磁気センサ研究会 プログラム案


  • 16年11月8-11日 MNC 2016にて講演予定(International Micro processes and Nanotechnology Conference)

タイトルは、Fabrication of high sensitive magnetic field sensor with amorphous wire and fine pitch coils

マイクロプロセス・ナノテクノロジー国際会議 (MNC)

NMC2016講演abstruct


  • 16年8月24-26日 JSTフェアにて当社のGSRセンサの展示予定

タイトルは、超高感度マイクロ磁気センサ”GSRセンサ”の開発

JSTフェア2016

宣伝ポスターJSTフェア2016展示パネル


  • 16年7月20日 ナビ白金の試作センタにて GSR素子の試作に成功

試作チームは10名で、GSR素子プロセスの基礎研究とpTセンサ素子の試作を行っている。なお基礎研究については、名古屋大学、豊田工業大学と共同で取り組んでいる。

ナビ白金試作センタと事務所 試作中の素子


  • 16年5月23日 平成28年度新あいち創造研究開発補助金の交付決定

タイトルは、自動車用の超高精度・超小型電流センサの研究開発

平成28年度 新あいち創造研究開発補助金 採択案件リスト


  • 16年4月18日 NEDOの平成27年度助成金の交付決定(追加実証・用途開拓研究支援事業の課題設定型産業技術開発費)

タイトルは、磁気ジャイロ機能付き電子コンパスのサンプル試作とユーザ評価

サンプルづくり支援事業 採択テーマ一覧


  • 16年4月8日実績報告書を提出 (中部経済産業局に、平成27年度中小企業経営支援等対策費補助金、中小企業等による技術シーズの事業化・実用化支援事業のうちシーズ活用研究開発事業)

タイトルは、3次元 MI素子を利用した超小型モーションセンサの開発


  • 16年3月31日実績報告書を提出 (平成27年度新あいち創造研究開発補助金に係る補助事業)

タイトルは、心磁図計測用の超小型pTセンサの研究開発


  • 16年4月5日 ITmediaが、GSRセンサの開発の記事を掲載

タイトルは、磁気センサの異端児がウェアラブルを変える

EE Times Japan16年4月5日WEB記事

16年4月5日ITmedia新聞記事


  • 16年4月4日 中部経済新聞が、マグネデザイン社紹介の記事を掲載

タイトルは、マグネデザイン社、新型磁気センサで世界へ

16年4月4日中部経済新聞記事


  • 16年3月22日 日経産業新聞が、GSRセンサの開発の記事を掲載

タイトルは、新原理磁気センサ感度50倍

16年3月22日日経新聞記事


  • 15年12月24日 NEDO助成金の交付決定平成27年度 研究開発型ベンチャー支援事業/シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援事業」)

タイトルは、生体磁気計測を可能にする超小型磁気センサの開発とその事業化

研究開発型ベンチャー支援に係る公募について


  • 15年10月29日 NHK放送番組の国際報道でマグネデザインが紹介されました。

タイトルは、シリコンバレーにチャンスあり。日本企業の挑戦。

記事番組のビデオも用意していますので、興味のある方はマグネデザインまで申し出てください。この記事は、編集を変えて “おはよう日本”“NHK world”にも紹介されました。

NHK報道


  • 15年6月26日 日本磁気学会“超高感度マイクロ磁気センサ専門研究会”主催の第1回研究会にて講演

タイトルは、高感度マイクロ磁気センサの市場・技術動向

第1回超高感度マイクロ磁気センサ専門研究会


  • 15年2月25日 GSR sensorを商標登録申請

  • 14年9月29日 経産省の平成26年度橋渡し研究事業に採択される。

テーマ名は、3次元MI素子を利用した超小型モーションセンサの開発