最新情報
愛知県産業科学技術課の社本課長ら4名が来社打ち合わせ
23年9月22日 News
当社は今年度、愛知県の新あいち創造研究開発補助事業として、“超薄型デンタル磁石と可撤性デジタルブリッジ義歯の研究開発”を行っており、9月15日、県の中間監査を受けました。
最初に、産業科学技術課の社本朗課長から、同課が中心となって準備している10月5、6日開催の「あいちモノづくりエキスポ2023」への当社のブース出展と本蔵社長の講演について謝意が伝えられました。
続いて、当社から、補助事業の計画日程に対して事業は順調に進捗している様を図表にまとめて、ホワイトボードに一目でわかるようにして報告しました。県の担当者からは「これほど分かりやすい説明を受けたのは初めてだ」との評価をいただきました。
事業の変更点について、①申請時の“四つ目”磁石構造は試作が困難であったので“リング磁石”構造に変更し特許申請したこと、②共同研究先の大学に東京医科歯科大と東京歯科大を追加したこと、③予算項目は基本計画の枠内での変更であることを説明して了承を得ました。
さらに、当社はこの場を借りて、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に対して、①Magnetics未来産業創出戦略、②GSRセンサの量産技術開発、③ロボット用モータの50%軽量化開発の三つを補助の対象にするよう申請したこと、およびMagnetics産業を知多半島南部地域に集積させる「マグネ半島構想」の実現を目指していることを説明し、県が推進しているProjectとの連携について意見交換しました。
会議の後、美浜町との連携が重要とのことで、社本課長と一緒に八谷充則美浜町長を訪問し、県と町とマグネデザイン社の3者で意見交換を行いました。

国から災害対策補助金126万円の交付受ける
23年9月22日 News
当社は美浜町と災害時協力協定を締結し、旧河和南部小学校の跡地を避難場所として整備を行うことになりました。
美浜町は南部体育館を大人数向けの避難拠点として整備しておりますが、南部体育館に隣接する当社は事務棟の3部屋を大勢での共同避難が苦手な方々向けに提供します。
当社は避難場所の提供に向けて災害時に必要な緊急電源や炊き出し施設などの整備行うことにしました。工事は地元業者に発注し、12月に完了させ、来年1月に住民説明会を開催する予定です。
なお、工事の総予算は283万円ですが、国から126万円の補助金交付の決定通知を9月6日に受けました。

添付資料:補助金の交付決定通知書、地元有志説明会資料
本蔵社長が『中日新聞』の「この人」で紹介される
23年9月7日 News
本蔵社長が8月30日付『中日新聞』朝刊総合3面の「この人」で取り上げられました。
「この人」は時代のトピックとなる人物を取り上げて紹介する中日新聞の名物コラムです。
「廃校拠点に磁気研究に取り組む」との見出しで、本蔵社長の人となりのほか、今春、本社を名古屋市から知多郡美浜町に移転したこと、知多半島に磁気関連会社を集積し、シリコンバレーに勝る「マグネ半島」をつくりたいとの構想が紹介されました(添付資料)。
なお中日新聞は発行部数は187万部で、読売新聞、朝日新聞に次いで全国3位の規模を誇ります。
NEDOの国家Project候補として「Magnetics未来産業創出戦略」を提案
23年9月5日 News
当社の事業戦略構想である「Magnetics開発戦略とマグネ半島構想」(添付資料1)をもとに、8月29日にNEDOに「Magnetics未来産業創出戦略」を提案しました。
日本政府は国家戦略として量子未来産業創出戦略(添付資料2)を決定し推進していますが、今回の提案は、それを磁気産業に展開したものです。
20世紀に誕生した量子論は、原子・電子の潜在力を引き出す画期的な技術です。17世紀に誕生した古典力学とそれを基礎にした産業革命により創出された商品群は、量子革命によって一新されつつあります。
20世紀は量子論を基礎にしたElectronics革命が花開き、便利なサービスが次々に誕生して豊かな世界が実現しました。しかし、その結果としてエネルギーの消費量が劇的に増え、深刻な環境問題が生じています。
Magnetics技術は、Electronics技術と融合して使用され、エネルギー効率を飛躍的に高め、エネルギー問題を解決する重要な技術です。21世紀の初頭、両者の融合技術によりモータ効率が30%から90%へとジャンプアップをしました。今後同様の革新があらゆる産業分野で期待されます。
具体的には、EVモータは75%小型化し、発電機の効率は30%から90%にアップし、電源変換機トランスは1/100に小型化し、量子コンピュータは計算速度が現行の1万倍になり、mRAM(磁気メモリ)の発明でPCメモリの発熱量は1/1000となります。
また、超電導リニアモータが普及し、エアコンや冷蔵庫の冷凍効率も10倍になることなどが期待されています。
20世紀はElectronicsの時代、21世紀はMagneticsの時代です。