検察、控訴を断念。無罪判決が確定!

22年4月4日 NEWS

判決は、「説明した情報は愛知製鋼の工程と大きく異なる部分がある」として営業秘密に当たらないと判断。「本蔵氏は何が愛知製鋼の秘密に当たるかを整理した上で、秘密に当たらない部分(=マグネデザインの独自アイデア)を開示したことに着目して無罪の結論を導いた」ものであったと。さらに「警察官が秘密開示したと主張する工程は、その情報のうち大きく異なる部分をそぎ落として両者の共通の工程(=あたりまえ工程で公開情報)で、抽象化、一般化されすぎており、愛知製鋼の営業秘密を開示したことにならない」と指摘した。検察は、「この点を覆すのは難しい」と判断し控訴を断念し、上記判決が確定した。
愛知製鋼は、判決に対して、「弊社のMIセンサの製造における根幹の技術で在り、被告の行いが違法行為として判断されなかったのは誠に残念。」とコメントし、裁判所の公平な判決を謙虚に受け入れることを拒否し、いまだに“マグネデザインが秘密技術を盗用してMIセンサの模造品を試作して、それをGSRセンサと称している”と主張し続けている。
しかし、5年間の一連の裁判で、①GSRセンサは画期的な発見で、MIセンサと異なる。(GSRセンサ特許無効審判の審決)②両者の製造プロセスや製造装置は当然異なり、盗用の必要はなかった。(第一次告訴は不起訴、第二次告訴は無罪)③白板での秘密開示は無かった(第二次告訴は無罪判決)ことが明らかになっている。以上のように愛知製鋼の主張は全面的に否定されている。これは、秘密漏洩事件がそもそも無かったことを意味しており、愛知製鋼の一連の告訴は理由のない告訴で、虚偽であったということを示唆している。
これらの虚偽の告訴の背景としては、マグネデザインのGSRセンサ技術乗っ取りの企みではないかと疑わざるをえない事実が明らかになっている。愛知製鋼は、20年のホームページで、GHzパルスを採用し、6μピッチの微細コイルを開発して、MIセンサの性能改善を図る取り組みをしていること紹介している。GHzパルスを採用するセンサはGSRセンサである。17年の警察が強制捜査で押収したマグネデザイン社の秘密資料が愛知製鋼に開示されていたとおもわれるが、この秘密資料を参考にして、GSRセンサの模造品を試作し、それをMIセンサの改良品と称しており、GSRセンサ技術の乗っ取りを図っているのではないかと疑わざるを得ないと思われる。
現在、愛知製鋼は、マグネデザインに対して、4件の裁判攻撃を引き続き行い、研究開発を妨害しているが、今回の無罪判決と一連の裁判の結果によって、秘密漏洩事件が作り話であったことが明らかになっている。愛知製鋼は「一審判決および検察の判断を厳粛に受け止め」るならば、自らの虚偽告訴を反省して、直ちに裁判を取り下げることを改めて要求する。
*注)4件の裁判攻撃とは
❶秘密盗用(今回無罪判決)を理由とする損害賠償裁判係争(15億円)
❷GSRセンサ特許無効審判の審決(敗訴)に対しての訴訟提起
❸本蔵氏とマグネ社の資金、株式、特許権などを仮差押え
❹浅野氏・青山氏両名に対する損害賠償裁判への愛知製鋼の補助参加