愛知製鋼、民事裁判の和解申し入れと敗訴決着済みの裁判3件に対する謝罪要求を拒否

21年12月15日 NEWS

無効審判の審決の内容を簡単に紹介します。

21年9月21日、当社から愛知製鋼の藤岡社長に対して、係争中の民事裁判について不毛な争いはやめて和解して共同事業を推進することを提案しました。同時に、愛知製鋼が事実上敗訴した決着済みの裁判3件について、愛知製鋼としての謝罪を要求しました。

決着済みの裁判3件に対する謝罪要求は、
1) ワイヤ整列装置の特許裁判(仮処分)(16年12月27日申立て)は、愛知製鋼がマグネデザインの特許権を仮処分し、20年2月に一方的に取り下げて、ビジネスを妨害した案件です。取り下げた理由を質し、ビジネス妨害に対する謝罪を要求しました。

2) 第一次刑事告訴(16年8月3日告訴)は、本蔵氏を秘密漏洩に加担したと犯罪者扱いした事件ですが、嫌疑不十分(根拠なし)として不起訴となりました。社内調査を十分せず、本蔵氏を犯罪者扱いしたことについての謝罪を要求しました。

3)GSRセンサの原理特許審決(17年10月24日)は、裁判の結果、愛知製鋼が“進歩性が無い。特許は無効”と申し立てた裁判ですが、審決で特許は有効、裁判費用は愛知製鋼負担が決定しています。この裁判は、マグネデザインのGSRセンサが愛知製鋼のMIセンサの類似技術か否かをめぐっての大論争でした。両者の弁論書は230頁、使用した証拠論文は57件、合計801頁(うち英語論文14件)と膨大なものです。当方だけでも反論に要した時間は約1600時間、対応費用は6000万円を超えるものでした。この裁判によってマグネデザインが被った被害は甚大で、開発業務がほとんどマヒしてしまいました。不当な言いがかりに対して謝罪を要求しました。

以上の裁判紛争は、愛知製鋼が一方的に引き起こしマグネデザインの営業妨害を行った行為であり、愛知製鋼自身もすでに決着がついたことを認めており、マグネデザインを係争に巻き込んだことを謝罪するのは当然だと思います。

しかし、愛知製鋼は、21年10月5日付書面で、代理人を経由して返答し、その中で、決着済みの3件について、下記審決について一言も言及していません。それどころか、現在係争中の刑事裁判を理由に、マグネデザインの事実認識は根本的に誤っており、回答する必要はないと、回答をしてきました。係争中の案件に対して両者の見解が異なるのは当然ですが、個々の係争は独立しており、決着済みの案件に対する結論を否定するかのような態度は許されるものではありません。

係争中の刑事裁判では、11月26日本蔵氏の被告人質問において、秘密漏洩事件は作り話で、愛知製鋼がマグネデザインのGSRセンサ技術を奪い取ろうとした事件であること、また10月20日菊池氏の被告人質問において、秘密開示は通常の業務として行ったもので、十分な証拠をもって犯罪は作り話であることを立証しました。決着済みの裁判3件と係争中の刑事裁判の一連の事件から、愛知製鋼の異常で反社会的な態度が浮き彫りになっています。

改めて、愛知製鋼は、決着済みの案件に対して速やかに謝罪することを要求します。と同時に、係争中の民事裁判に対しては和解のための話し合いを申し入れます。