9月29日菊池被告人の主質問終了。検察官による反対質問が始まる。
21年10月5日 NEWS
1)菊池氏は、2回の被告人質問で事件の全経緯を詳細な資料を使って説明し、事件に関する自白調書が事実に完全に反する虚偽であることを明らかにした。その上で、犯行を認めなければ、いつまでも勾留するぞと脅されて、意に反する調書を認めさせられたことを供述した。
今回は、取り調べにおける脅迫の実態を供述した。まず以下の点で押し問答になり、脅迫されて警察の言い分を認めざるを得なかったと供述した。具体的には、
① 愛知製鋼の磁石式治具やワイヤ挿入機などの基本設計部に関しては、菊池氏は周知情報だと主張し、警察はアイチの秘密だと主張し、押し問答となった。
② 2012年12月4日リコー会議は、愛知製鋼の試作用ワイヤ挿入機の見積もりを西畑氏が依頼した会議だった。菊池氏はこの会議に参加していなかったと主張し、警察は菊池氏が参加していたと主張し、押し問答となった。
③ 翌年3月5日菊池氏と西畑氏はFA社との会議にて、愛知製鋼の試作用ワイヤ挿入機の製作は可能との回答をもらい、本蔵氏は将来のための高度仕様を追加要求した会議だった。しかも菊池氏は本会議について事前事後に浅野常務に報告し了解を得た案件で、会社の業務だったと供述。対して警察は、FA社は独自では製作する力はなく、愛知製鋼の業務ではなかった。しかも、本蔵氏は出席しておらず、4月9日に愛知製鋼の秘密を説明することにしたはずだと主張し、押し問答となった。
④ 4月9日本蔵氏と菊池氏は、FA社と新型ワイヤ挿入機の仕様についての会議を行い、愛知製鋼の試作機の仕様と本蔵の高度仕様に関する要求に満足な回答を得たと主張し、これに対して警察は、本蔵が愛知製鋼の量産機の秘密を開示して、類似品の製作を依頼したと主張し、押し問答となった。
以上の押し問答の結果、逮捕された。逮捕後の取り調べは、警察が用意していた間違った内容の調書の確認のみで、実際検察官の調書には間違った内容がそのまま引き継がれていた。菊池氏の話が正しく反映されていなかったが、留置所から出れないぞと常に脅迫されていたので、この時は調書の内容を認めざるを得なかった。
2)菊池氏は、マグネ社の業務に関する自白調書について証拠を列挙して、すべてが警察の作り話で、信用できない調書であること、および脅迫の結果であり、本人の意思に反する調書であると供述した。
3)検察官による反対質問は途中であるが、菊池氏が証拠を示して、①から④の押し問答した点について、自白調書は作り話であると供述したが、検察官は、菊池氏が取り上げた証拠に対して反論をしなかった。反対質問が終了した後で、その詳細な内容を紹介したい。

