GSRセンサ特許の無効審判 愛知製鋼敗訴

21年11月1日NEWS

無効審判の審決の内容を簡単に紹介します。

愛知製鋼はマグネデザイン社のGSRセンサ原理特許に対して、18年9月に進歩性が無いので無効であると無効審判(第一次)を請求したが、19年9月請求を却下され敗訴した。そこで、愛知製鋼は20年1月に特許発明の内容が明確性に欠けるので無効であるとして、14件の無効理由をあげて、20件の証拠書類を提出して、無効審判(第二次)を請求した。対して、本年10月7日に審判合議体は、すべてについて理由なしと審決した。審判の請求を再び却下され敗訴した。

その中で、

1)GSRセンサは、MIセンサとは動作原理が異なると判断する。
2)GSR現象に関する新現象としての国際的評価を肯定する。
3)第一次審判で進歩性を認める審決をしているが、正しい結果として再確認をした。
4)14件の無効理由を検討して、すべて理由なしと判断した。

以上の判断を基に、特許無効審判の請求を却下した。

特にこの審決の中で、裁判長は、「請求人がこのような技術常識に反する主張を堂々としていることを大変遺憾に思うと同時に、請求人の主張するその他の内容の信用度が著しく低いことの証左となることを指摘する。」(本文68頁)さらに、「請求人の主張は、技術常識や日本語の一般的な意味を無視して、記載が不明瞭であるという結論にただただ導かんとすることのみを目的として、・・・到底これを支持することはできない。」(80頁)と、愛知製鋼の審判請求を批判した。

本件の勝利により、マグネデザイン社は、愛知製鋼からの特許乗っ取り攻撃(6件)と特許権潰し(2件)の悪質な攻撃のすべてに勝利した。残る裁判は秘密漏洩事件だけとなったが、本件に関しては、近く結審される判決によって、愛知製鋼の捏造事件だったということが明らかになると確信している。それにしても愛知製鋼の一連の裁判等攻撃は異常と言わざるをえない。