秘密漏洩事件は愛知製鋼による作り話。被害者は本蔵・菊池である。
22年3月16日 NEWS
18日判決を前に、本蔵義信の主張
愛知製鋼は、マグネデザインのGSRセンサの発明に対して、『 (a)愛知製鋼の独自のMI技術を盗用して、MIセンサの模造品を試作し、それをGSRセンサと詐称している。(b)6件の本蔵特許は愛知製鋼に帰属すべきもので、勝手に開示された。さらに(c)秘密の磁石治具を外部に持ち出した。(d)WB(ホワイトボード)に秘密工程を開示したことによって製造技術が盗み出された。』として告訴した。これらの告訴は、GSRセンサが、MIセンサの模造品であるという大前提に立った上での告訴であった。そして、5年間に及ぶ一連の裁判で、これらの告訴全てが作り話であったことが明らかになっている。
*6件の特許は、GSRセンサ特許、3次元素子デザイン特許、磁気ジャイロ特許、GHz-回路特許、ワイヤ整列装置特許、ワイヤ熱処理装置特許である。
まず、(a)については、特許審判は、GSRセンサはMIセンサを凌駕する画期的な発明で特許とすべきものであり、GSRセンサは国際会議などですでに公認されているとの認識に立って、愛知製鋼の主張を退けた。(b)の特許6件は、不起訴または愛知製鋼が自ら取り下げて、決着が着いた。 愛知製鋼は、GSR素子=MI素子である以上、GSR素子を作るワイヤ整列装置の本蔵特許はMI素子を作る愛知製鋼の装置と同一だ(本蔵特許=愛知製鋼の装置)という作り話を取り下げた。この作り話が、この一連の事件を引き起こす引き金となったものであったが、余りにもひどい作り話であったので、自ら取り下げて裁判を回避した。敵前逃亡としか言いようがない。他方秘密漏洩の犯行事件そのものについても、 (c)の磁石治具を持ち出したとする事件は、不起訴になって決着が着いた。そして最後に(d)WB開示事件が、3月18日に判決される。犯行事件では菊池氏が実行犯とされていたが、業務上必要な範囲で愛知製鋼の秘密を開示していただけで、マグネデザインとは関係ないことが明らかになっており、これほどひどい作り話は無い。
WB事件では、強制捜査で押収したWB写真の中に、ワイヤ整列装置の図が記載されていた。そのことを取り上げて、WBのワイヤ整列装置=本蔵特許=愛知製鋼の装置という図式で、告訴⇒逮捕⇒起訴した事件である。本蔵特許=愛知製鋼の装置の図式の真偽が本裁判におけるハイライトであったが、本蔵特許は、GSR素子に対応してワイヤを弾性限界以上の強い力を負荷する装置であるが、愛知製鋼の装置は、MI素子に対応してワイヤを弾性限界以下のできるだけ弱い張力を負荷する装置で、基本仕様が真逆であった。違いがあまりにも明白であったため、愛知製鋼が裁判を回避し、本蔵特許=愛知製鋼の装置の図式が否された。
さらにWB写真には、位置決めの仕方として、基板側を固定基準にしてワイヤを移動させて位置決めをする方式が記載されているが、本蔵特許はワイヤを固定基準にして基板側を移動させるワイヤ基準式を採用しており、両者は真逆の考えであった。これによりWBのワイヤ整列装置≠本蔵特許≠愛知製鋼の装置という関係が明らかになった。
以上で両装置の機能と構造の違いが明確になり、裁判は決着したかのように思えたが、愛知製鋼は、共通工程が愛知製鋼の秘密だったと新たな作り話を持ち出した。しかし、F社が共通工程のワイヤ整列装置を市販していたことが判明し、共通工程=公開情報工程となって、秘密開示事件とは言えないことが明確になった。次に、愛知製鋼は磁石式治具(独自の多極着磁磁石構造)が秘密の核心部だと主張を変えたが、マグネデザインの治具は両面テープ固定式で、愛知製鋼の秘密は採用していないことで、その主張も否定されている。
では、WB写真は何を記載しているのか?それはF社の市販のワイヤ整列装置をGSR仕様に改造するために議論した内容を記載しており、それはマグネデザインの極秘情報であった。そこには、ワイヤに張力を負荷しつつ断線しないように取り扱う技術、ワイヤを精度よく位置決めする方式、および切断の仕方と両面テープによるワイヤ固定法など、愛知製鋼とは異なる革新的技術が満載されていた。被害者を装う愛知製鋼に、検察がこの極秘情報を開示することにより、マグネデザインは致命的な損害を受けることになった。
さらに、愛知製鋼は、2020年のホームページで、GHzパルスを採用し、6µmピッチの微細コイルを開発して、MIセンサの性能改善を図る取り組みをしていることを紹介しているが、GHzパルスを採用するセンサはGSRセンサである。GSRセンサであるものを「MIセンサ」と称するこの取り組みは、マグネデザインのGSRセンサ原理特許を侵害しているのではないかとの疑惑を持たざるを得ない。愛知製鋼はGSRセンサ原理特許の進歩性は認めたが、技術内容が理解できないとして第二次特許無効審判を提訴したものの理由なしと退けけられた。しかも、この無効審判の審決では、非常識な見解を堂々と主張するのは遺憾であると叱責まで受けている。にもかかわらず、この審決の取消訴訟を提起して、その特許を何がなんでも無効にしようとしているところを見ると、この特許が有効となった場合、マグネ社の特許を侵害する恐れがあるという不都合な事情を恐れているのではないかと疑いを持たざるをえない。
マグネデザインは、愛知製鋼の作り話(GSRセンサ=MIセンサ、および秘密漏洩事件)と一連の裁判攻撃で、この5年間開発業務が停止して、倒産寸前に陥ったが、いまだに倒産をしていないのが不思議である。もし倒産していれば、愛知製鋼はマグネデザインというベンチャー企業の乗っ取りに成功していたに違いない。断じてこのような暴挙を許してはいけない。
本蔵・菊池両名は、WB 写真の存在で逮捕されたが、事実を語っているWB写真が、無実を証明する決定的証拠となって、3月18日の判決で無罪となることを確信している。
以上 【文責:本蔵義信】

