ヤフコメ侮辱事件に対する判決が決定(賠償金93.5万円)

23年4月3日 News

本判決の高額な賠償金命令は、裁判所が被告による侮辱行為を悪質なものと見なした結果だと思います。

1)判決の主文は、

被告は原告に対し、93万5000円及びこれに対する令和4年3月19日から支払済みまで年3パーセントの割合による金員を支払え

2)ネット侮辱事件の判決に対する中日新聞記事は、

3月30日、トヨタ自動車グループの「愛知製鋼」の技術情報を漏らしたとして不正競争防止法違反罪に問われ、無罪が確定した元専務本蔵義信さん(72)が、「ヤフーニュース」のコメント欄に侮辱する内容を投稿されたとして、名古屋市の男性に損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁(赤谷圭介裁判官)は30日、約93万円の支払いを命じた。

訴状によると、地裁が昨年3月18日に無罪判決を出した翌日、「人を踏み台にして上がっていった」などと人格をおとしめる投稿があった。後に削除されたが、本蔵さんが発信者情報開示仮処分命令を申し立てるなどして投稿者を特定した。
*リンク先:ヤフコメ投稿で侮辱、賠償命令 無罪の愛知製鋼元専務:中日新聞Web (chunichi.co.jp)

3)事件の真相

本裁判は、①被告のネット記事が侮辱行為にあたるかどうか。②動機は何か?単なる被告のいたずらか、本蔵氏を陥れる一連の裁判事件に加担した悪質な行為か。③事件の真犯人はだれか?ネット記事の真の作成者はだれか、をめぐって争われました。

判決は、悪質な侮辱行為とみなしましたが、彼の動機や事件の真相の解明には踏み込みませんでした。

被告は、記載表現が侮辱行為に当たることを認めましたが、悪質な人物を裁く正当な行為と思っており、反省している様子は全くありません。私としては、事件の真相は闇のままで、加害者が反省さえしていないことを考慮すると、このような侮辱行為が繰り返し行われると思います。それを防止するために、事件の真相を引き続き明らかにしていきたいと思います。