愛知製鋼からの損害賠償請求15億円と仮差押命令申立について
20年12月8日 NEWS
2017年1月20日、愛知製鋼は、名古屋地方裁判所半田支部に、本蔵と菊池が共謀して愛知製鋼のMIセンサに関する営業秘密を不正に入手してそのまま特許出願し、さらに、ワイヤ整列装置に関する治具をFA電子に不正に開示して装置の製作を行い、この不正行為により愛知製鋼に15億円の損害を与えた、として仮差押命令(A)を申し立てた。3年後の2020年4月13日、仮差押命令(A)を維持したまま東京地方裁判所に損害賠償15億円を請求する本訴(B)を提起した。
告訴の背景としては、愛知製鋼は、2016年8月5日に刑事告訴(第一次)を行っており、仮差押命令の申立時に裁判所に対して近日中に強制捜査・逮捕されることが確実となっている旨を伝えて、本蔵による財産隠匿を防止するために、密行性を考慮して強制捜査の日に合わせて、本蔵の全財産の仮差押さえを決定することを名古屋地方裁判所半田支部に上申した。
名古屋地方裁判所半田支部は、刑事告訴および強制捜査の日時を考慮して1月27日に仮差押命令を決定した。
仮差押えの対象財産は、
1) 本蔵義信の固定資産
2) 本蔵義信の預金
3) 本蔵義信のマグネデザイン社株式
4) マグネデザイン社の預金
5) マグネデザイン社の保有特許権
これにより、マグネデザイン社は、事業継続不能になり倒産寸前となった。現在も厳しい経営を余儀なくされている。
その後、仮差押えの根拠となった2017年5月30日刑事告訴(第一次)が不起訴処分となったにも拘わらず、仮差押え状況とそれによるマグネデザイン社の経営への打撃が続いていた。2020年3月11日マグネデザイン社と本蔵は、起訴命令の申立を行ったところ、愛知製鋼は、2017年2月21日の第二次刑事告訴(裁判中)の事実を根拠にして、2020年4月13日東京地方裁判所に損害賠償15億円を請求する訴訟(B)を提起した。
マグネデザイン社としては、まずは第一次刑事告訴は不起訴になった以上それを理由にした仮差押決定(A)の取消を申し立ている。その上で第二次刑事告訴を理由にした損害賠償請求訴訟(B)を争うつもりである。告訴(A)と告訴(B)は、理由としている犯行が異なっている以上、別の裁判と考えるべきものである。愛知製鋼は、告訴(A)と告訴(B)は同じであると主張し、仮差押決定(A)を維持したまま、つまりマグネデザイン社の経営資源を人質に取って裁判を行うつもりである。このようなやり方は 公正な裁判を損なうおそれがある。それゆえにマグネデザイン社は、堂々と事実に基づいて裁判で闘う姿勢を示していきたい。

