23年8月1日 ステンレス磁石およびその製造法に関する基本特許を取得(登録)

  • 23年8月1日 ステンレス磁石およびその製造法に関する基本特許を取得(登録)

6月28日に、ステンレス磁石およびその製造法に関する基本特許を取得(登録)し、7月24日に特許公報(特許第7312995号)が発行されました。(添付資料参照)
発明の内容は、オーステナイト系ステンレス鋼を冷間加工し、加工マルテンサイト組織とオーステナイト組織の2相組織を形成し、かつ加工方向に形成した繊維組織の方向に張力熱処理を施したのち、繊維組織の方向に着磁して永久磁石を製造する方法です。
この方法で製造したステンレス磁石は、異方性磁界50~2000Oe、保磁力50~3000Oe、残留磁気Br5000~8000、最大エネルギ積0.2~4MGOewの磁石性能を有します。
オーステナイト系ステンレス鋼は医療分野で最も汎用的な素材です。その機械性能、耐腐食性などの部品特性を損なわずに磁石機能を加えることができる本発明は、医療分野への幅広い応用が期待されます。
なお、当社の国内特許取得件数は45件になりました。

添付資料:特許第7312995号