23年4月17日 第1回磁気センサ国際シンポジウムを開催
- 23年4月17日 第1回磁気センサ国際シンポジウムを開催
Medical-Magnetics 産業創出の期待⾼まる
(愛知県知多郡美浜町のマグネデザイン株式会社美浜研究所セミナー室)
第1回磁気センサ国際シンポジウム(主催者:Prof. Zhukov, San Sebastian University、主催団体:マグネデザイン株式会社・株式会社マグネア、後援団体:朝⽇インテック株式会社)が4⽉6⽇、愛知県知多郡美浜町のマグネデザイン株式会社美浜研究所セミナー室で開催されました。本シンポジウムは、⾰新的な磁気センサの開発を軸に、それによる新サービスの創造を⽬指して開かれました。70 名以上が参加し、会場は熱気に包まれました。
A . Zhukov・サンセバスチャン⼤学教授(スペイン)、本蔵義信・マグネデザイン代表取締役社⻑、下神学・マグネア取締役、⽵澤昌晃・九州⼯業⼤学教授、⾚城⽂⼦・⼯学院⼤学教授、CC.Hsu・Prolific CTO(台湾)、内⼭剛・名古屋⼤学准教授、E. Anderson・Cloudnav CTO(⽶国)、S. Nissila・Silverblip CEO(フィンランド)らが講演しました。
講演は、GSR 新原理の発⾒と画期的な磁気センサの発明を軸に、物理の基礎から、ナノテクノロジーによる新素材、ナノテク微細加⼯技術、半導体技術、電⼦回路設計技術、ソフト技術および市場技術動向分析に⾄るまで、幅広い内容で⾏われました。新技術の磁気センサで事業化を⽬指す会社も参加しました。その結果、本シンポジウムは新発⾒をベースに新産業を創出していくために基礎から応⽤・商品化に⾄るすべての研究者が⼀堂に会する新しい形での開催となりました。今後の科学技術開発のモデルになると考えられます。
今回のシンポジウムに参集した研究者が協⼒し合うことで、 Medical-Magnetics 産業が創出されていくことが期待されます。
第1回 磁気センサ国際シンポジウム
「⾼感度マイクロ磁気センサの開発動向」
《講演》
Prof. A. Zhukov・San Sebastian University in Spain
『Technological Trends in Amorphous Wire Magnetic Sensors(基調報告:アモルファスワイヤ磁気センサの技術動向)』
CEO Y. Honkura・Magnedesign
『The observation of GSR effect powered by GHz Pulse Current and the Development of GSR Sensors(GHz パルス電流による GSR 効果の観測と GSR センサの開発)』
Director M. Shimogami・Magneia
『Quality improvement of amorphous wire(アモルファスワイヤの品質改善)』
Prof. M. Takezawa・Kyushu Institute of Technology
『Observation of magnetic domain sin amorphous magnetic wires with a diameter of 10μm used in GSR sensors(GSR センサに使⽤される直径 10μm のアモルファス磁性細線の磁区の観察)』
Prof. F. Akagi・Kogakuin University
『Micromagnetic Study of the Dependence of Output Voltages and Magnetization Behaviors on Wire Length for a Gigahertz Spin Rotation Sensors(GSR センサの出⼒電圧および磁化挙動のワイヤ⻑依存性に関するマイクロマグネティック考察)』
CTO CC. Hsu・Prolific in Taiwan
『Essential Digital Control System for nTs GSR sensor Development(ナノテスラ GSR センサ開発に不可⽋なデジタル制御システム)』
Prof. T. Uchiyama・Nagoya University
『Real-time Measurement of Biomagnetic Vector Fields in Functional Syncytium Using Amorphous Metal(アモルファス⾦属を⽤いた機能性シンシチウムにおける⽣体磁場ベクトル場のリアルタイム測定)』
CTO E. Anderson・Cloudnav in USA
『Expectations for nano-Tesla sensors as an in-vivo catheter navigation technology(⽣体内カテーテルナビゲーション技術としてのナノテスラセンサに対する期待)』
CEO S. Nissila・Silverblip in Finland
『Magnetometers in mobile devices ‒ a review of 20 years of technology and business, and future directions(モバイル機器に搭載される磁⼒計 – 20 年間の技術とビジネスの振り返りと今後の⽅向性)』